HUNTER x HUNTER

【HUNTER×HUNTER】 ゴン=フリークスのキャラクター紹介&好きなシーンランキングベスト3

ゴン=フリークスについて

ゴン=フリークスとは、言わずとも知れたHUNTER×HUNTERの主人公です。

 

くじら島出身で、幼い頃から大自然に囲まれて育ちました。

ある日キツネグマに襲われているところを、ハンターのカイトに助けられたことから、ゴンの人生は大きく動き始めます。

カイトは、なんとゴンが死んだと聞かされていた父親ジンの愛弟子で、ジンのハンターとしての凄さ、自然の恐ろしさをゴンに語って聞かせました。

この出会いをキッカケに、ゴンも明確にハンターを志すようになり、くじら島を出て

ハンター試験へと向かうのです。

真っ直ぐな野生児

ゴンはとにかく真っ直ぐで好奇心が旺盛です。

単純で直情的な面があり、興味のあることには善悪の判断ができないという純粋さ

があります。

とにかく難しいことを考えるのが苦手ですが、率直で柔軟な発想をすることができます。

 

まさにTHE主人公と言った感じですよね。

 

そんなゴンですが時には冷静に核心を突く場面もあります。

 

「約束」という言葉を非常に重んじているので、その相手がたとえ悪人であってもそれは変わりません。

「約束」を裏切る「嘘」に関しては極度の嫌悪感を表す、裏表のない性格とも言えますね。

 

くじら島出身ということもあり動物と心を通わすことができ、自身も野生児並みの格闘センスを持ち合わせます。

その集中力の高さと回復力には目を張る部分がありますが、それと同じぐらいに基礎体力と分析能力が劣るのが玉に瑕です…

憎しみが残酷な一面を引き出す

キメラアント編にて、ゴンの恩師であるカイトを殺したネフェルピトーとついに対峙したとき、ネフェルピトーは王メルエムの軍議の対戦相手であるコムギの治療をしていました。

 

ネフェルピトーはカイトをおもちゃのように体を弄んだ挙句に殺しておきながら、コムギには治療を施し、治療が終わるまで待ってほしいと完全に降伏するのです。

 

その瞬間ゴンの憎しみはピークに達しました。

 

行き場のない怒りと理性の狭間で揺れ、もがき苦しみます。

 

キルアが仲裁に入ったことで一度はネフェルピトーを殺すことを思いとどまり治療を許可しましたが、その際の威圧感と冴えわたる勘の鋭さは、実力で勝るネフェルピトーに極度の緊張感を与えるほどでした。

 

治療を終えたネフェルピトーとの戦いの際には、自身の命を圧縮して、これですべてが終わってもいいという決意と覚悟を持って、文字通り捨て身でカイトの仇を討ちます。

 

その鬼気迫るゴンの怨念にも似た思いと、生き絶え絶えのネフェルピトーに容赦なく殴打を浴びせるゴンの残酷さが相まって、普段のゴンとはかけ離れたその姿に、憎しみの深さを推し量るのはそう難しくありません。

 

仲間にいたら心配になるほど仲間思いなゴンですが、敵に回して怒らせては一貫の終わりですね…

 

とんでもないギャップの持ち主です。

念能力

強化系能力者です。

オーラの量はすさまじいが、操作はやや苦手なようです。

 

ジャジャン拳

全オーラを拳に集中させ、じゃんけんに見立る攻撃。

下記の3種類の攻撃を使い分けて繰り出します。

グー⁽強化系⁾

オーラを込めた右ストレートパンチを繰り出します。

直撃すれば格上の相手でも致命傷を与えられる破壊力を持ちます。

チョキ⁽変化系⁾

手先をオーラで刃状に変化させ、対象を切断します。

パー⁽放出系⁾

掌から念の弾丸を敵めがけてまっすぐに放出します。

 

ちなみに、念能力を強化するために稽古をつけてくれたナックルに技名を聞かれた際に、「ジャ、ジャン拳」とつっかえて答えてしまったことで、そのままジャジャン拳と受け止められてその名前が定着したのが、ジャジャン拳の発祥の由縁です。

ゴン=フリークスの好きなシーンランキングベスト3

第3位 「友達になるのにだって資格なんていらない」

ハンター試験の際に出た名言ですね。

ゴンとキルアの友情の始まりともいえる、物語の中でも大切な場面だと思います。

 

暗殺一家に生まれ育ったキルアの実の兄であるイルミが、キルアにひどい扱いをすること対し怒りを覚え、友達としてイルミに物申すシーンですね。

 

当たり前のことですが、友達になることに資格なんて必要ありません。

 

暗殺一家に生まれ育ったキルアにとって、その考え方も、そう言ってくれる存在が現れることも、おそらく想像することすらできなかったことと思います。

 

この一言をキッカケに、キルアはゴンという友達の大切さと存在の大きさを知り、一人の人間として強くなっていったのではないかと思いました。

第2位「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるか知れ」

HUNTER×HUNTERの1巻に登場したセリフですね。

レオリオとクラピカがいつまでも言い合いが収まらず、ついに決闘で決着をつけるというところまできてしまい、それを止めようとする者に対してゴンが言ったセリフです。

 

これってかなり真理だと思いませんか?

 

怒るということは、なにか譲れないものや思いに対して起きる真剣な感情だと思うので、荒っぽく感じるかもしれませんが、その人のことを知る上でもっとも大切なことなのではないかと、私もハッとさせられました。

 

真剣にぶつかりあうことで、分かち合うことも、袂を分かつこともできるのではないかと思います。

第1位 ネフェルピトーとの対戦での覚醒

やっぱりこのシーンは外せません。

 

ファンからは「ゴンさん」と揶揄されることもしばしばですが、実力で及ばないネフェルピトーを本気で倒すために、全身全霊を込めて戦うゴンの姿が目に焼き付いて離れません……

 

ゴンの持つ念能力のすべてを賭け、ネフェルピトーを倒せる肉体と実力を手に入れるまで強制的に成長させ、あの禍々しオーラを放った通称「ゴンさん」が誕生しました。

 

実際この戦いの後、ゴンは念能力が使えなくなっています。

 

その覚醒したときのゴンのビジュアルと圧倒的強さは、ゴンであってゴンにあらず、無事にカイトの仇をうったときも、私は手放しに喜ぶことはできず複雑な気持ちでいっぱいでした……

 

たとえ精神と肉体を破壊することになったとしても、どんな代償を払ってでも、敵に向かうことなんて並大抵の人間ができることではありませんよね。

 

真っ直ぐすぎるゴンだからこそできた覚醒であって、真っ直ぐすぎるあまり制御できない感情は残酷なものになってしまうのだと思いました。

ゴン=フリークスのまとめ

いかがでしたでしょうか。

 

HUNTER×HUNTERを語る上で外すことのできない、主人公のゴン。

真っ直ぐさと無邪気さ、仲間思いな一面が、主人公として応援され、読者としても感情移入しやすい部分も多い愛すべきキャラクターだと思います。

ですが、自分自身を破壊するほどの真っ直ぐさを持ち、それ故の残酷さと狂気すら感じる思いの強さは、理解できると言いきれる人は多くないと思います。

 

味方にいたらとことん心強いですし、敵に回したらとことん怖い存在なのではないでしょうか。

 

ネフェルピトーとの一戦後、一時は予断を許さず生死をさ迷うほどの状態に追い込まれていたゴンですが、無事に一命は取り留めたものの、現在は念能力が一切使えなくなってしまっています。

 

今後ハンターとして活動していく上で、念能力が使えないとかなりの支障が出ることが予想されます。

ハンターライセンスをはく奪されることはないと思いますが、一刻も早い念能力の復活が望まれます。

 

主人公が念を使えないだなんて、これから先のHUNTER×HUNTERの物語は一体どうなってしまうのでしょうか。

 

今後に乞うご期待です。