メルメルメ~ ーーウマゴンは「メル」以外の言葉を話すことができない
少年サンデーにて連載されていた雷句 誠先生の漫画、『金色のガッシュ』に登場するキャラの呪文を紹介しています。
今回紹介するキャラはガッシュの親友ウマゴンです。
ウマゴンについて
読んで字の如く馬の魔物ですが、これは本来の名前ではありません。
本来の名前はシュナイダーなのですが、彼は「メルエルメ~」としか話せないため、ガッシュを始めとする仲間たちは見た目のイメージだけで彼をウマゴンと名付けたのでした(笑)。
また、このことによりウマゴンはパートナー探しにも困窮します。
作中で幾度かパートナー探しの旅に出ますが、多くは徒労に終わり、ようやく見つけたのは、物語全体の半分くらいのところ(千年前の魔物編の終盤)でした。
(尚、ようやく見つけたパートナーであるサンビームさんにもウマゴンと呼ばれています。)
使用する呪文は自身を強化する『ドルク』系の呪文であり、自分の体を武器に戦闘を行います。
ウマゴンの呪文紹介
シュドルク
全身を鎧で覆い自分を強化する呪文です。
ウマゴン自身の力が大幅に強化され、大人一人であれば乗せられるようになります。
ゴウ・シュドルク
長い角を持つユニコーンのような姿になる、シュドルクの上位互換呪文です。
パートナーを得たウマゴンの初戦は、1000年前の魔物であるダルモスでした。
ウマゴンはシュドルクを使いダルモスを攻撃しますが、やはりシュドルクは初級呪文であったため次第に圧倒されていきます。
そんな中、早くも発現した第2の呪文がゴウ・シュドルクでした。
強力な武器である角はもちろんのこと、パワー・スピードも強化されるこの術により、ウマゴンはこの戦いを勝利することができました。
ディオエムル・シュドルク
全身に炎で纏うシュドルクの強化呪文です。
この呪文が発現したのは サウザー・カルディオ ペア戦です。
序盤は”ゴウ・シュドルク”を使い、カルディオを圧倒しますが、本気を出したカルディオが”ディオギコル・ギドルク”を放ちます。
これはカルディオの体に強力な冷気を纏う呪文であり、これによりウマゴンの角は折られました。
サンビームさんはウマゴンの本を守りながらも体をゆっくりと凍らされ、絶体絶命となります。
そんな中、ウマゴンの闘志はこの呪文となって現れ、カルディオを撃退しました。
発現当初は炎の扱いに慣れず、自身やサンビームさんを焦がしてしまう場面もありましたが、その制御に慣れてからは多様な使い方で戦況を有利に進めることができるようになりました。
【例】
球の盾(ラッピング):自身の周りに炎の壁を作り、攻撃をガードする。
炎の槍(ジャベリン):角の先端に炎を集中させ、自らが回転しながら相手へ突進し貫く。
シン・シュドルク
『シン』クラスの呪文であり、アフリカでの野生の中で生き抜く中で開花したウマゴンの最高呪文です。
シュドルクの最上位呪文であるため属性攻撃は使えませんが、
ロケットブースターが装備されたことにより、機動性能が格段の向上し、空も飛べるようになりました。
また、自身を守る鎧をある程度変形させることができるため、高速移動中の乗り手を保護することもできます。
物語の終盤では、クリアの”シン・クリア・セウノウス・バードレルゴ”を打ち破りました。
強大な力ですが代償は大きく、使用するほどウマゴンの体は崩壊していきます。
バードレルゴ戦後にはガッシュたちをクリアのもとへ送り届けましたが、この時すでにウマゴンの体は限界を迎えており、
それに耐えきれなかったサンビームさんは仲間へ頼みウマゴンの本を燃やしました。