ドラえもん

【くろうみそ】ドラえもんのひみつ道具紹介!『苦労は金を出してでも買え!?自ら苦労を呼び込むみそ!』

道具名:『くろうみそ』

(てんとう虫コミックス「ドラえもん」8巻より)

 

道具の説明:

このみそをなめると、日常の行動に困難・面倒、つまり「苦労」が生じる。

この苦労のレベルは、みそをなめる量で決まり、多いほど大変な苦労をする。

それを乗り越えた先に「喜び」や「達成感」を感じ、成長できる!?

『くろうみそ』を使ってみると…

怠け者キャラが定着しているのび太くん。

案の定、本は開いていますが、ぼーっと机に向かったまま、時計ばかりを気にしています。

そのまま勉強には全く手が付かず、1時間経って、「はいっ終わり!」(笑)

早速遊びに出かけようとするのび太くん。

 

その一部始終を見ていたのび太パパは呆れつつ、『苦労の大切さ』を我が子に説教します。

説教シーンはなんと2ページ分!

 

のび太くんには珍しく、パパの話に心打たれたようで、奮起し、「自ら苦労し、それを乗り越えること」を目指すのでした。

 

そこでドラえもんのポケットから出てきた道具が『くろうみそ』です。

これをなめたのび太くんは、目の前のお菓子を食べようとしますが、、、

 

① ママから食べる前の手洗いの指示

 

② 手洗い用のせっけんがなく、ママからおつかいの指示

 

③ パパからおつかいついでに、パパの知り合いの家からゴルフバッグを取って来るように指示

 

、、、と「お菓子を食べようとしただけ」なのに、次々に課題がのび太くんに積み重なるのでした。

 

他にも、せっけんを買いに来た薬局が臨時休業中だったり、帰りの道中向かい風や砂嵐が吹いたり、、、

 

散々な中、ようやく帰宅し、やっとありつけたお菓子。

 

しかし、あれだけの苦労を経ての見返りがお菓子だけ。

割りに合わないと納得のいかないのび太くんなのでした。

 

※その後、パパも『くろうみそ』を、しかも大量になめ、のび太以上に苦労(笑)

 

 

『くろうみそ』の感想!

本来、ひみつ道具というのは、便利なもの・メリットのあるもののはずですよね。

 

しかし、今回の道具自ら進んで「苦労」を増やす『くろうみそ』

一見、デメリットしかないものように感じますが、のび太パパがのび太くんを奮起させたように、

「子育て・教育」の面としては、子どもたちをたくましく育てる隠された傑作なのかもしれません。

 

もしかすると、22世紀の保育園や学校では『くろうみそ』を使った授業や部活動があったのかも!?

 

本話が気になる方は、てんとう虫コミックス「ドラえもん」8巻をぜひ読んでみてくださいね。