道具名:『人間ブックカバー』
(てんとう虫コミックス「ドラえもん」27巻より)
道具の説明:
このブックカバーに”本のタイトル”を記入し、「その本を読んだことのある人間」の頭に被せると、その人が本の内容(ストーリー)をしゃべってくれる。
これで文字を読むのが苦手な人も”読書好き”になる!?
ドラえもん博士の友人に聞いた結果、27巻収録の「人間ブックカバー」と判明
>RT pic.twitter.com/9fvJFhZ2sv— ゴットー (@Seven_square) February 4, 2019
『人間ブックカバー』を使ってみると…
とある日、のび太くんのクラスでは「読書感想文」の宿題が出されました。
ところが、普段マンガしか読まないのび太くん。
活字の本を手に持っただけで気が重くなる。
ページをめくると頭痛の症状が。
2、3行読むと目が回る。
1ページを読み切る前に寝てしまう!
到底、本の感想を書くなんて彼には出来っこありません(笑)
その姿に見かねたドラちゃんが『人間ブックカバー』というひみつ道具を出してくれました。
そこで、”人間図書館”とも呼ばれる出木杉くんの家へGO!
「本になるなんて嫌だ」と渋る出木杉くんに何とかお願いし、ブックカバーを被ってもらう約束を結びました。
それと同時に、のび太は彼に「十五少年漂流記」という本を貸してもらいました。
場所を野比家に移し、早速、出木杉くんは『人間ブックカバー』を装着。
「十五少年漂流記」のストーリーの読み聞かせスタート!
彼のお話の仕方が上手いこともあってか、この本のストーリーにドンドン引き込まれるのび太&ドラちゃん。
しかしいくら何でもできる出木杉くんとはいえ、彼の体力にも限界が近づき、ドラちゃんのドクターストップが!
結局、読み聞かせは「十五少年漂流記」の途中で終了してしまいました。
それでものび太くんは続きが気になり、出木杉くんからその本自体を借りて、黙々と読書に熱中するのでした。
珍しいっ!これまでののび太くんでは考えられませんね!(驚)
『人間ブックカバー』の感想!
“読み聞かせ”も「本の世界」に触れる1つの手段かと思います。
でもやはり、「読書」というものは本来、“自分で文字を読みながら、頭の中で「本の世界」を想像する・感じ取る”ことが大切なのではないでしょうか!?
「読書離れ」が現代の子どもたちの「学力低下」にも繋がっていると言われていますよね!?
しかしながら、今回ののび太くんのように『人間ブックカバー』がキッカケとなり、読書が苦手な人が「本を読むことが好きになる」というのなら、とても偉大なひみつ道具なのかもしれませんね!
本編が気になる方は、てんとう虫コミックス「ドラえもん」27巻を要checkです!