ドラえもん

【百鬼線香,説明絵巻】ドラえもんのひみつ道具紹介!『こわ~い家電オバケの百鬼夜行!エコを訴える名品!?』

道具名:『百鬼線香』『説明絵巻』

(藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」17巻より)

 

道具の説明:

『説明絵巻』には、「百鬼夜行(妖怪による深夜の行進)」の挿絵(説明)が書いてある。

『百鬼線香』の煙を、ろくに使われず捨てられた”道具”にかけておくと深夜にそれらを捨てた者のもとへ現れる!

『百鬼線香』,『説明絵巻』を使ってみると…

お金持ちのスネ夫くんはのび太たちに、まだ使えそうな大量の家電を目の前にして、「これらを全て捨てる」と言い張ります。

なんでも、スネ夫の家は「新製品が出たり、少し調子が悪くなるとすぐに買い替える」とのこと(驚)

 

もったいない!

 

と、みんなは声を揃えて言うのでした。

 

そんなスネ夫をこらしめようと、立ち上がったのび&ドラちゃん!

四次元ポケットから出てきたのは、『百鬼線香』『説明絵巻』でした!

 

『説明絵巻』には、物(カマとかザルとかの古い道具たち)が化けた怖ろしい妖怪が描いてあります。

早速、『百鬼線香』の煙をスネ夫廃棄の家電の山にかけていきます(たっぷりと)。

これで、深夜になったら絵巻に描いてある通りに「”家電オバケたち”の百鬼夜行」が始まることでしょう!

(「百鬼夜行」とは元々、古くから伝わる”妖怪による深夜の行進”のこと

 

“スネ夫の怖がる顔”を楽しみにしながらのび太・ドラえもんは、オバケ行進が始まる深夜2時を待ちます。

 

しかし、捨てた張本人のスネ夫ハウスには一向に”家電オバケたち”は現れず。。。

その代わり、野比家に向かって大行進している”家電オバケたち”を発見!(驚)

それもそのはず!のび太はスネ夫家電に煙をかけた後、自宅に線香を持って帰ってしまっていたのです!

 

ドラちゃん曰く、

 

家電オバケたち”は線香が立っている場所に来る!

 

とのこと(笑)

 

急いで、家に帰るのび&ドラ!

そこに待っていたのは、

 

“家電オバケたち”が、野比家で「掃除・洗濯・炊事」を勝手にどんどんやり始めている!

 

という光景でした!

 

思わぬまさかの形で「全自動家事システム」を作り出した野比家なのでした(笑)

 

 

『百鬼線香』,『説明絵巻』の感想!

今回は運良く(?)良い方向に働いてくれた家電妖怪たちでしたが、本来は”怖ろしい道具”ですね!

しかしこのお話は”おもしろい・楽しい”だけでなく、藤子・F・不二雄先生が

 

“もったいないという考え”ひいては”エコロジーへの強い意識

 

を読者に伝えたかったのではないかと予想します。

 

現代では確かに”たくさんの物”が”簡単に”入手できます。

しかし今こそ『百鬼線香』に見習って、環境を想い、物を長く大切にしていきたいですね!

 

たまには”こわ~いお話”も読んでみたい方は、藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」17巻をぜひ!