僕は、みんなを助けるんだ!! ーーファウード編 いつも逃げてばかりの自分と決別するための言葉
少年サンデーにて連載されていた雷句 誠先生の漫画、『金色のガッシュ』に登場するキャラの呪文を紹介しています。
今回紹介するキャラは女性に大人気のキャンチョメです。
キャンチョメについて
ベビー服にアヒル口、好物は甘いものという子供っぽいキャラです。
とても臆病で戦いにも弱腰でしたが、ガッシュを始めとする仲間と共闘していく中で成長し、終盤では最強クラスのキャラになりました。
使用する呪文は自身を変化させる術が多く、多彩な術で相手を幻惑します。反面、攻撃力を持つ呪文をほとんど持たないため、相手の本を燃やす際はマッチなどの道具に頼っていました。
キャンチョメの呪文紹介
ポルク
自身を好きな姿に変化させる術です。
大きさもある程度までは調整することができますが、基本的に姿が変わるだけなので攻撃をすることができません(例 大砲に変身しても玉が出ない等)。
見掛け倒しの呪文だと本人も自虐していましたが、清麿の助言で有効に活用できるようになりました(例 壁に変身して行き止まりであるように錯覚させるなど)。物は使いようですね。
コポルク
自身を小さくすることができる呪文です。
キャンチョメのパートナーであるフォルゴレには”弱くなる術”とまで言われましたが、自身が消えたように錯覚させることができるため奇襲などに使われました。
ディカポルク
巨大なキャンチョメを出現させる呪文です。
キャンチョメ自身が巨大化するわけではなく、あくまでそういった幻影を作る呪文です。
対戦相手はそれに気づくことは少ないため、相手の呪文を無駄打ちさせる等の利点があります。
ディマ・ブルク
自身の分身を8体出現させる呪文です。
これまでの呪文とは異なり、分身は全て実体を持つため、相手を攻撃することができます。分身の強さはキャンチョメの精神力によって変化します。
キャンチョメは作中で最も成長したキャラの一人だと思います。
この呪文を発現したときのキャンチョメは、フォルゴレを守りたい一心で戦っていました。
その思いが分身にも響き、ディマ・ブルクは『ギガノ』、『ディオガ』級の呪文に匹敵する術になりました。
フォウ・スプポルク
キャンチョメの出す光により相手の呪文を消滅させる術です。
その本質は非常に強力な”催眠”であり、これはクリアの放つ消滅系の呪文とは仕組みが根本的に異なります。
フォウ・スプポルクは相手の本の持ち主の脳内へ、”呪文を止める”という命令を強制的に与えます。当人はそれに気付くことはできず、術が消滅させられたと錯覚します。当然心の力も消費していますね。
ミリアラル・ポルク
相手の放った呪文と同じものをキャンチョメが放つ呪文です。
コピーした呪文は実体を持ち、よって相手はダメージを受けます。
実はこのコピーした呪文ですが、術の本来の使用者以外にはほとんど効果を持ちません(例 ガッシュのバオウザケルガをコピーしてティオに使っても、ティオはダメージを受けない)。
この呪文のギミックは“相手の魔物自身への催眠”です。
そもそも呪文とは本来、それぞれの魔物の中に眠っていた力が、魔物の修業・成長と共に発現したものであり、その威力は当人が最もよく知っています。
そのため、自身が喰らった場合のイメージは容易であり、ミリアラル・ポルクはこれを想起させます。
シン・ポルク
キャンチョメの持つ呪文のすべてを盛り込んだ呪文です。
金色のガッシュの面白いところは最終章にしてキャンチョメのインフレが急加速するところだと思ってる。 pic.twitter.com/HjWlm1RiTH
— 竹 板 (@bambooboard1) March 28, 2020
具体的には以下の効果を同時に発動します。
・自身の大きさや姿を自在に変える。
・周囲の風景を幻を使って変化させる。
・周囲の人間・魔物の脳に同時に強力な催眠をかける。
ゼオンのパートナーであるデュフォーはこの術を
「魔物同士の戦いにおいて、最強の呪文」
と評価しました。
この術の催眠は脳内に直接働きかけるため、目を閉じても防ぐことはできません。
また、“キャンチョメのイメージしたものを相手の脳内に描く”ため、威力や状況も思いのままに操作することができます。
試験的にガッシュと戦闘をした際には、バオウ・ザケルガを放ったガッシュに完勝していました。