リオウ、お前、何やってんだよ? オレは…何やってんだよ?ーーゼオンに倒されて二人の野望を打ち砕かれてしまった時の、ザルチムの心境
少年サンデーにて連載されていた雷句 誠先生の漫画、『金色のガッシュ』に登場するキャラの呪文を紹介しています。
今回紹介するキャラはファウード編より、リオウとザルチムです。
リオウ編
リオウはファウード編における諸悪の根源であり、ファウードを復活させた張本人です。
見た目は金色の甲冑をまとったケンタウルスといった感じで、呪術を使うための杖を持っています。髪は金色でとても長く、毛量も多いためまるでライオンのようでした。
腹部は魔獣の口のようになっており、主にそこから呪文を放ちます。また、パートナーであるバニキスは普段この中に隠れています。
ファウード計画は魔界にいた頃から練られており、彼の一族総出で行っているようでした。おそらく、この一族がファウードを人間界に転送したと考えられます。
呪術により人間を殺すことができ、これを脅迫材料にして手下を集めていました。
そして、思惑通りファウードを開放することができましたが、直後にゼオンに襲撃され完膚なきまでに叩き潰されました。
そしてファウードを操るためのキーを奪われ魔界へ帰らされました。
使用する呪文は様々な形態の魔獣を召喚する術です。
術一つ一つのポテンシャルが高く、ガッシュは『ラウザルク』や『ザグルゼム』で強化した状態でないと相手になりませんでした。
リオウの呪文紹介
ファノン
腹部から魔獣(ライオンに近い)の頭部をかたどったエネルギー弾を射出する呪文です。
ファノン・ドロン
ファノンよりも大きなエネルギー弾を打ち出す呪文です。
威力が増したことに加え、自在に操作ができるようになっています。
ガルファノン
ファノンをスクリュー回転させて打ち出す呪文です。
ゴウファノン
ファノン・ドロンの強化版の呪文です。
ギガノ・ファノン
ゴウファノンをさらに強化した呪文です。
ガッシュ戦では使用されず、ゼオンとの戦闘で使われていました。
グルガ・ドルファノン
魔獣がかたどられたドリルを射出する呪文です。
アーガス・ファノン
自分を中心に半球状のバリアを作る呪文です。
地面から巨大な魔獣の口を呼び出し、それにリオウ自身を飲み込ませるようにして作ります。
ティオの『セウシル』と形状はよく似ていますね。
バーガス・ファーロン
腹部の口に生えた牙を伸ばし、それを操ることによって敵を切り裂く呪文です。
ガッシュではなく、清麿を嬲るために使われました。
ウイガル・ファノン
腹部の口を起点にして、強力な重力を発生させる呪文です。
地面を陥没させるほどの威力を持ちます。
ファノン・リオウ・ディオウ
3つの頭を持つ魔獣を召喚する、リオウの最高呪文です。
ザグルゼムによって強化されたバオウ・ザケルガを破るほどの力を持っていましたが、ゼオンにはジャウロ・ザケルガによって打破されました。
ギルファドム・バルスルク
自身を魔獣化させバーサーカー状態にする、”禁呪”と呼ばれる部類の呪文です。
強大な呪文ですが、理性が無くなりパートナーにすら攻撃をしてしまうため普段は封印しているようです。
ゼオンへの切り札として使用しましたが、素手のゼオンにすら敵わず、『テオザケル』により強制的に強化状態を解除されてしまいました。
残忍で読者からのヘイトが高かったキャラですが、ここまで一方的にやられてしまうのはかわいそうですね…。
ザルチム編
ザルチムはファウード編の中盤まで、リオウの右腕として活躍していたキャラです。
黒いマスクにスキンヘッド、加えてアサシンのような黒いタイトな装束を着ているという不気味なキャラですね。
性格はリオウ同様残忍で、相手を陥れることを喜びとします。当然仲間たちのことも道具程度にしか思っていませんでしたが、リオウには友情すら越えた絆を感じていたそうです(考察ですが、魔界にいた頃から知り合っていたと思います)。
ゼオンによってリオウが倒されてからは目的も見つからず、漠然と戦っているようでした。
私的に恨みを持つアリシエを倒すことだけがモチベーションとなっていましたが、最後はそのアリシエにすら同情されそのまま魔界へ帰りました。
使用する呪文は影を操るものです。
ザルチムの頭部には複数の目があり、呪文使用時にはこれらの目から”光”が発せされます。ザルチムは呪文に応じた”型”を持っており、“光”によって”型の影”が作られるとき、それが術となって相手を襲います。
ほかにも対象の影を利用して攻撃したりと、トリッキーな戦闘を行っていました。
上記の設定や作中での経緯から、隠れファンが多いキャラでもあります!!
ザルチムの呪文紹介
オルシド・シャロン
相手の影を操作し、拘束する呪文です。
複数の影を操ることができ、清麿たちを捕縛しました・
シドナ・ソルド
影でできた長剣を作り出す呪文です。
シドナ・シルド
影でできた盾を作り出す呪文です。
影でできているため重さがどれほどのものかはわかりませんが、強度はかなりあるようです。
ガンズ・シドセン
影でできた無数の球を乱射する呪文です。
オルダ・シドナ
影でできた無数の”矢印”を作り出す呪文です。
矢印たちはザルチムの腕から対象へ伸びていき、対象を貫きます。
シドナ・ディップ
影でできた短剣を作り出す呪文です。
シドナ・ディ・シザルク
両腕に影でできた巨大な爪を装備する呪文です。
ちなみに個人的に好きな呪文の一つです。
ジボルオウ・シードン
影でできた巨大な死神を召喚する、ザルチムの最高呪文です。
アリシエとリーヤへの止めに使いましたが、リーヤがザルチムの頭部を半分隠し、光を遮ったため威力が半減しました。
リーヤを倒し魔界へ返すことに成功し、ザルチムのアリシエへの復讐は完遂しました。しかし、隙を突かれ本を燃やされてしまったことで、ザルチムもまた魔界へ帰ります。
最後は妄執にとらわれた自身を虚しく思い涙を流しました。