金色のガッシュ!!

【金色のガッシュ!!】 千年前の魔物編③ パムーンとデモルトの呪文まとめ

やはり貴様、あの時の屈辱のー!!! ーー清麿がさんざん実験し尽くした(悪ふざけ含む)石板の正体はパムーンだった

ルオオオオオオオ!!! ーー通常状態のデモルトは言葉を話せない

 

金色のガッシュに登場する魔物たちの呪文を解説しています。

今回紹介するキャラは千年前の魔物より、パムーンとデモルトです。

 

パムーン編

パムーンについて

パムーンは多数の星を操り戦う魔物です。

千年前の魔物たちの中でもトップクラスの実力を持ち、ツァオロンやベルギムE・O同様四天王の一角を担う魔物でした。

 

前述の通り、清麿は石化状態のパムーンに対し、冷やす・熱する・叫ぶ・落書きする・ブリで叩くといった行為を行いました。(清麿は実験目的だったため悪気はありませんでしたが…)

 

別記事で解説したように、千年前の魔物たちは石化している状態でも意識があります。

そのため、なすがままにされているときのパムーンは屈辱の極みだったでしょう。

そしてそれをぶつけるために、ガッシュたちに全力で攻撃を仕掛けました。

自分たちの現状と葛藤のあいだで

パムーンはレイラ同様、非常に理性的なキャラクターで、ゾフィスの悪意やそれを阻止しようとしているガッシュたちの目的も把握していました。

しかしそれでもゾフィスに加担するのは、再石化への恐怖と自分たちの置かれた複雑な状況があったからでしょう。

 

当然のことながら、彼らが石化している間に魔界でも千年が経っています。

パムーンはそんな魔界に自分の居場所はもうないだろうと考えていました。

 

そんな中、ゾフィスは彼らに魔界での地位を約束しました。

自分たちを都合よく使うための口実であると知っていながらも、パムーンはこれを受けます。自分の誇り、強者としての矜持を押さえ込んで

 

「わかるか…千年もたった魔界で、オレ達はさびしく漂わなくてすむんだ…」

 

さびしさとの葛藤から生まれた名セリフですね。

ガッシュとの戦闘,和解

パムーンの心中を知ってもガッシュはパムーンの過ちを説き続けました。

そして、そんなガッシュを否定するようにパムーンの猛攻が続きます。

 

しかし、ガッシュの想いがパムーンの中に葛藤を生み始めました。

自分がパムーンと友達になり、居場所になる。そして、パムーンのように恐怖におびえる者のいない魔界を作らないといけない。そのためにもゾフィスを倒す。

 

パムーンは試すようにぼろぼろのガッシュに対して、最大呪文を放ちます。

そしてそれをガッシュが受け止め破った時に、パムーンはガッシュを認め、ゾフィスに屈した自分を恥じながらガッシュに謝りました。

(この時のパムーンの優しい笑顔をぜひ見ていただきたいです!)

パムーンの呪文

ファルス

パムーンの操る星からビームを放つ呪文です。

前述のように、パムーンは多数の星を自在に操ります。

星たちはそれぞれを個別に操作することができ、パムーンの指示により、拘束・攻撃・防御・身体強化などに使われます。

ファルガ

ファルスの強化版の呪文です。

ビーム一つ一つの威力が上昇しました。

ちなみにこの星たちは”スピードスター”というそうです。

ファシルド

星をピラミッド状に並べ、その間にバリアを作り出す呪文です。

デーム・ファルガ

全ての星からビームを放ち、広範囲に攻撃する呪文です。

ビームを格子状に並べて壁のようにし、相手を追い詰めるように攻撃することもできます。(映画版バイオハザードのレーザーのアレみたいな感じ)

エクセレス・ファルガ

星たちを「X」に並べ、そこから巨大なレーザーを放つ呪文です。

オルゴ・ファルゼルク

星たちを自分の体に貼り付け、自身を身体強化する呪文です。

ただし、この星を相手に張り付けることもでき、その場合は相手を拘束することができます。

ディオガ・ファリスドン

星たちで大きなサークルを作り、そこから極太のレーザーを放つパムーンの最大呪文の一つです。

ペンダラム・ファルガ

星形の頭部をした巨大な獣を5体召喚するパムーンの最大呪文の一つです。

前述のガッシュとの相対において、最後に放たれた呪文ですね。

ガッシュはバオウ・ザケルガによりこれらの獣のうち4体を倒し、最後の一体を無強化の状態で受け止めました。

フェイ・ファルグ

任意の対象を浮かせることができる呪文です。

ガッシュとの戦闘後に、一行をゾフィスのいる場所まで連れていくために使われました。

ファルセーゼ・バーロン

自身が普段従えているものよりもはるかに多い数の星を召喚する呪文です。

ガッシュとの戦闘では使用されず、ガッシュがクリアと戦った時に金色の魔本に現れた呪文です。

術自体の攻撃力は不明ですが、クリア戦ではビクトリームの術を乱反射させることができました。

デモルト編

デモルトについて

デモルトはかつて”狂戦士(バーサーカー)”と呼ばれた魔物です。

パムーン・ツァオロン・ベルギムE・Oらと同様に四天王と呼ばれた魔物ですが、その強さは跳び抜けており、清麿は巨大なデモルトと邂逅した瞬間にわずかな後悔すら感じました(デモルトのいる部屋にたどり着いた清麿が最初に見たものは、ウォンレイが腹部を貫かれた瞬間です)。

 

戦闘スタイルは、その巨躯と剛力を生かしたものです。

また防御力も非常に高く、呪文で強化したガッシュとウマゴンが同時に攻撃しても笑いながら反撃をしていました。くすぐったいレベルに感じたのでしょう。

 

唯一の弱点は首の後ろ側ですが、そこへバオウザケルガを食らっても立ち上がり、さらに禁呪解放後はその弱点を固い装甲で覆っていました。

ガッシュは仲間たちの協力と新呪文の発現によりデモルトを倒しました。(詳しくは『ストーリー解説②~千年前の魔物編~』を参照)

パートナー =ヴァイル

パートナーであるヴァイル・ローベルトの存在は、デモルトの強さをさらに増幅しました。

 

ヴァイルは非常に大きな悪意を持った人間です。

デモルトのパートナーとして連れてこられた際に、ヴァイルはゾフィスに『月の石』の存在を聞きました。

そしてヴァイルは、人間を洗脳し意のままに操ることのできるこの装置に強い興味を持ってしまったのです。

 

ゾフィスとの交渉の結果、

戦いの終了と同時に月の石をもらう代わりに、自身の知識と悪意でデモルトをさらに強くするという契約を結びました。

 

パティにより月の石が破壊された時には自暴自棄になり、ゾフィスからの忠告を無視するかたちで“禁呪”と呼ばれる呪文を行使します。

 

デモルトが負けた際は、逃げるように清麿たちの前から姿を消しました。

 

ちなみにベルギムE・Oやデモルトは連載当初から構想があったようです。

デモルトの呪文

ゼモルク

両腕に生えた角を伸ばし、対象を攻撃する呪文です。

ウォンレイを貫いた呪文もこれだと思われます。

オルダ・ゼモルク

ゼモルクの強化版の呪文です。

両腕の角を3つに割き、攻撃範囲を広げることができます。

リゴン・ゼモルク

両腕の角を分離し、棍として使用する呪文です。

本来のデモルトの知力であれば扱いにくい呪文でしたが、ヴァイルの指示により扱うことができていました。

ヘドュン・ゼモルク

頭部の角を発達させ攻撃する呪文です。

他にも自身の急所を守る役割があります。

ラギアント・ジ・ゼモルク

右腕に巨大なバンカーを装備し、そこから巨大な金属柱を射出する呪文です。

弾丸となる金属柱は4本あり、ティオの“マ・セシルド”でさえ止めることができない威力でした。

 

パティらの参戦により、しびれを切らしたヴァイルが唱えた上位呪文の一つで、

射出時になぜかデモルトが

「マキシマム」

とつぶやきます。

ディオエムル・ゼモルク

右腕に炎をまとわせ攻撃する呪文です。

単純な呪文のように思えますが、デモルトの剛力に加え炎自体のレベルも高いことから上位呪文の一つであると考えられます。

パティやビョンコの盾は触れた瞬間に蒸発しました。

バウロ・ウルク

翼を強化して高速で移動する呪文です。

ギルガドム・バルスルク

原作では2つしか登場していない”禁呪”と呼ばれる呪文です。

この呪文はデモルトの肉体と精神両方に変化を与えます。変化は以下の通り

  • 筋力が強化され通常の拳でも”ギガノ”・”ディオガ”クラスの威力になる。
  • 全身を強固な装甲が覆う。
  • 知能と悪意が増し、周囲全てを攻撃対象とする。

前述したように、唯一の弱点であった後ろ首も頑強な装甲に覆われ、デモルトの弱点は消えました。

 

また、増大した悪意はパートナーであるヴァイルにすら向けられ、

ヴァイルはデモルトに飲み込まれて心の力を出すだけの存在になります(最終的にはウォンレイの呪文で強制的に吐き出されました。)。

 

また、知能向上によりこの状態のデモルトは普通に会話することができるほか、ガッシュの新呪文の特性や危険性を瞬時に見抜くことができるようになっていました。