HUNTER x HUNTER

【HUNTER×HUNTER】 ジン=フリークスの キャラクター紹介&好きなシーンランキングベスト3

ジン=フリークスについて

主人公ゴンの父親で、ハンターの世界でも5本の指に入ると言われる一流の念能力者です。

ハンター協会の前会長故ネテロも認める実力の持ち主です。

 

その名を知らない者はいないほど世界中で名を知られている存在ですが、ネット検索しても名前以外の情報が開示されておらず、意図的に情報操作がされているようです。

その為、ジンの弟子であるカイトの「ジンを探す」という最終課題も、弟子のカイトですらとても苦戦が強いられたほど、多くの謎に包まれた存在です。

 

物語を語る上では絶対に外せないキーパーソンの一人です!

気まぐれで破天荒な性格

ジンは度々その姿をくらまし、公の場に現れるのは2年に1度程度と言われるほどです。

幾度の規約違反を犯し、いいかげんで自分勝手な行動のあまり、ハンター界での評判はよくありません。

ハンター協会会長選挙で、レオリオがジンを殴り飛ばしたときに、スタンディングオベーションが巻き起こるほどには、悪名高い存在です。

 

また、現在二つ星の遺跡ハンターの称号を持つジンですが、本来は三つ星と言っても遜色がない程の実力があるにも関わらず、「申請が面倒くさい」という理由で二つ星ハンターに留まっています。

 

規則を破ることをなんとも思っておらず、肩書や称号にまったく興味がないジンは、常識に捕らわれない型破りで自由奔放な性格です。

楽しく生きることをモットーにしているので、自分自身のルールさえ守っていれば、周りにどう思われようがまったく気にならないようです。

そんなジンの生き様に惹かれて慕う人と、煙たい存在に思う人は見事に半々に分かれそうですね。

 

私はジンのように生きるのが目標ですが、職場の同僚にいたらヒヤヒヤしそうです…

父親失格?

ゴンは故郷のくじら島で、親戚のミトに育てられました。

ミトはゴンに父親のジンと同じ道を歩むことを反対していて、父親は死んでいると聞かされていたゴンは親の顔を知らずに成長していきます。

 

そんな中、森の中でキツネグマに襲われているところをジンの弟子のカイトに助けられました。

死んでいると聞かされていた父親が生きていることを知り、カイトが話すジンという人間に興味を持ち、子供を置き去りにしてまで続けているハンターという仕事がどんなものか知りたくなり、ゴンは同じ道を歩むことになるのです。

 

ジンはハンター専用のゲーム「グリードアイランド」製作者の一人として、ゲームを進めること自体が修行になり、ハンターとしての実力が上がる仕組みのゲームを制作し、直接的ではありませんがゴンをハンターとして強くするという意図が見える場面もあります。

 

また、幼いゴンに当てていつかハンターになることを信じて、メッセージをテープに残しています。

 

ジン自身も父親の自覚がないことを理解しているので、直接合わせる顔がないと思うゴンに、直接的ではないにしろ息子の行く末を案じている様子が垣間見えるので、愛情がないというわけではないのだと思います。

 

ゴンもハンターを志すあたり、血は争えないですね。

念能力

ジンの念能力はまだハッキリとは分かっていません。

 

故ネテロ会長曰く世界で5本の指に入る念能力者で、オーラの扱いに長けていて、打撃系の念能力は一度食らうとマネできるということです。

 

ハンター協会会長選挙でレオリオに食らった攻撃も、その後完璧に分析して再現していました。

ですが、これはジンの念能力に関係するものではなく、単純に才能によるもののようです。

 

これだけでも充分すぎる力だと思うのですが、まだまだ明らかになっていない部分の方が多く、何系統の念能力者なのか憶測が広がるばかりです。

 

ネットのファンの考察の中には、ジンは運を操る念能力者なのではないかという意見が多く見られます。

作中でジンの数少ないエピソードの中には、ギャンブル性のあるものや、運にまつわるものが多いこともあり、念能力の伏線なのではないか?という見方ができる部分が多々あります。

 

また、全系統を使いこなせるという考察も出てきています。

 

それはもう最強すぎますね…

 

ですが、あのネテロ会長に認められた念能力の持ち主で、オーラの扱いにも長けているジンであれば、無きにしも非ずではないかと思ってしまいます。

 

ジン念能力が明らかになる日はそう遠くないはずです。

今後の展開に期待が高まります。

ジン=フリークスの好きなシーンランキング

第3位「アイツが自分から来てほしいとでも言ったのか?」

会長選挙でレオリオにぶん殴られたあのシーンですね。

 

ネフェルピトーとの死闘で限界を超えてしまったゴンは、話すこともできない状態で入院しています。

息子がそんな状態であるにも関わらず、顔を見せようともしないジンに対してレオリオが憤りを感じ、ジンに詰め寄ります。

 

ジンとしては、こんな風に心配してくれる仲間が周りにいるから、それで十分であると考えた上で行かないという選択をしたのですが、それがレオリオを余計怒らせてしまうわけです。

一言でも声をかけてあげれば、ゴンは元気になるかもしれないのに、と。

 

そこでこのセリフが出てくるのですね。

 

言葉だけで読むとなんともまあ父親失格な一言ではありますが、ハンターとしてのゴンの目的でもある「ジンを探す」というものに対して、自分から足を運んでしまってはその道を挫いてしまうことになるのではと、ジンなりにハンターである息子のゴンを尊重した言葉だったのではないかと、私は考えます。

 

それにしても、レオリオがジンをぶん殴るシーンは、レオリオよくやった!と、私も思って見てしまいました。

第2位「目の前にない何かだ。」

こちらですね。

 

ジンとゴンとの会話の中での一言なのですが、ジンがハンターとして常に追い求めているもので、これの為に生きていると言っても過言ではないほどの、ジンの思いと生き様が集約された言葉なのではないかと私は感じます。

 

大切なことは学校では教わらないことに多くあり、見えるものだけが全てではなく、見えないものは蓋をしてしまおうと考える大人が多いことで、それを知らぬまま生きていることって現実世界の私たちでも往々にしてあることだと思います。

それは、様々な危険から守ってくれる優しさでもあるのですが、自分の目で見て、感じて考えることを辞めてしまったら、結局なにも知らないまま終わってしまいますよね。

 

「オレたちが知っているこの世界は、とてつもなく大きな世界のほんの一部だってことになる」

と、ジンは続けます。

 

「オレが欲しいものは今も昔も変わらない目の前にない何かだ」

と、とんでもない名言が飛び出すわけです。

 

一見破天荒で向こう見ずにも思えるようなジンですが、すべてはその好奇心と飽くなき追及心により突き動かされている事が知れる、ジンのファンでなくても痺れる一言だと思います。

 

かっこいいです。

第1位「道草を楽しめ、大いにな。」

先ほどご紹介した第2位のセリフのシーンの中での結論に当たる名言ですね。

 

これはジンだからこそ言えて、かつ深みが出る言葉なのではないでしょうか。

 

現在、ジンは暗黒大陸に行くための条件である、許可、手段、資格、契約の4つのどれも持っていない状態なのですが、特に焦る様子もなくその条件を手に入れる道中を楽しんでいます。

 

もし私が同じ状況であれば、その目標の事で頭がいっぱいになり、それに囚われて楽しむ余裕なんて想像すらしないのではないかと思います。

 

その道中を楽しむことによって、目標に到達したときに見える世界や感じる事って格段に増えるのではないかと、このセリフを聞いてハッとさせられました。

何事も楽しむことが何よりも大切で、囚われすぎては大切なことを見失ってしまい、本来の目標すら見失ってしまっては本末転倒ですもんね…

 

ジンはハンターとしての経験値と自信があるからこそ、楽しむことができるのだと思うのですが、私もジンのように、自分のやりたいことを周りに流されずに、楽しみながら生きたいなと強く思いました。

 

これが体現できる大人ってそうそういないですよね。

 

身内にいたら大変そうですけど、こんな大人が身近にいたら眩しいです。

 

ゴンもそんなジンを尊敬しているようですし、これからさらに立派なハンターに成長してくれること間違いなしですね。

ジン=フリークスのまとめ

いかがでしたでしょうか?

 

物語の主人公のゴンの父親ですが、その存在自体も謎が多く、さらには登場回数も少ないジンですが、物語の要所要所でその偉大さを思い知らせれることになる超重要人物です。

 

自身も自覚している通り、父親としての自覚がないジンは、己の探求心と好奇心を追い求め一人のハンターとして旅を続けています。

自覚しているからこそ、もしそんな自分に会いたいと背中を追って探してくる息子であればと、期待と絶大なる信頼を寄せて、メッセージやヒントを残している場面が多々見られます。

それがジンなりの父性なのではないか?と考えると、ゴンにとってはこれ以上いない最高の父親で最高のハンターなのではないでしょうか。

 

ただゴンの育ての親として奮闘したミトのことを思うと、少々複雑な気持ちもありますが、男にしか分からないロマンや、血の繋がりという部分が存在するのであれば、彼女の力が及ばない部分なのかもしれません…

 

ジンの念能力などまだ明らかになっていないことは、今後確実に明かされていくことになるでしょう。

 

ゴンの成長と共に、ジンの動向や息子との関わり方にも目が離せませんね!