HUNTER x HUNTER

【HUNTER×HUNTER】キルア=ゾルディックのキャラクター紹介&好きなシーンランキングベスト3

キルア=ゾルディックについて

物語でゴンと共に行動する主要メンバーの一人です。

第287期ハンター試験にゴン共に緒に参加するのですが、試合中にボドロという同期受験者を殺害し、失格となります。

第288ハンター試験では、他の受験者を叩きのめし、唯一の合格者となります。

 

物語に初めて登場した際は12歳で、ゴンと同い年です。

 

ゴンと比べると冷静沈着で頭の回転が速い印象を受けるキルアですが、直感的でひらめきを元に行動するゴンとは、バランスが取れていてとてもいいコンビネーションを感じる場面が多々あります。

 

HUNTER×HUNTERの登場キャラクターの中でもとても人気の高いキャラクターです。

伝説の暗殺一家出身

キルアは、暗殺一家として名高いゾルディック家の三男として誕生します。

 

生まれたときから暗殺と戦闘技術の英才教育を受けており、実際に殺し屋稼業を請け負っていた時期もあります。

齢12歳にして、とんでもない生い立ちですよね…

 

暗殺者としての資質は一族の中でもピカイチと称され、将来を期待されています。

ゾルディック家に仕える執事達にも敬愛されており、兄のミルキ以外に溺愛されて育ちます。

 

なお、ミルキのことは見下しているようで、裏ではブタくん呼ばわりしていますが、連絡を取ったり対等に取引をする事もあるので、仲は悪くないようです。

 

そんな一家に生まれ期待され寵愛を受けたキルアは、一家に敷かれたレールの上を歩く事に嫌気が差し、母とミルキを刺して家出をして、気まぐれでハンター試験を受けることになります。

 

そこで出会ったゴンをはじめとした、クラピカ、レオリオとの出会いを経て、キルアの人生は大きく変わっていくのですね。

冷静沈着な頭脳派だけどやんちゃ

キルアと言ったらなんと言っても切れ者な印象を受けます。

 

ですが、年相応の子供らしい一面もあり、お菓子が好き今どきのゲームや娯楽に詳しい部分もあります。

また、年上や女性にもズケズケ物を言う少しデリカシーに欠ける部分もあるので、生意気に見られることも多いです。

 

ですがそれ以上に、年齢以上に達観している部分が多く、キルア自身が認めた者以外には冷淡な一面もあり、割り切った考え方ができます。

状況の判断能力に長け、状況を的確に把握した後は、実現する可能の高い堅実な判断を下します。

 

危険だと察知した場合は決して行動しない、慎重派な面もあるので、直感的な行動多いゴンの良いストッパー的な役割も担っています。

 

しかしながら、ゴンがレオリオに褒められた際には反射的にゴンを殴ったり、ハンター試験中にゴンがキルアより好成績だと知ると、焦りを感じるなど、当初からライバル心は抱いているようです。

 

ですが、自身の壮絶な生い立ちもあり、ゴンとの出会いとその関係をとても大切に思い、普通の友達になりたいと思い、現に唯一無二の親友となります。

 

ゴンとキルアの友情は、HUNTER×HUNTERを語る上で絶対に外せない、大切なポイントです。

念能力

変化形の能力者で、オーラを電気に変換させます。

コンセントやスタンガンなどでの充電が必要になります。

雷掌⁽イズツシ⁾

てのひらから電気を発して攻撃します。

対人間だと、相手の動きを止める程度の電力があります。

 

落雷⁽ナルカミ⁾

電気に変えた自身のオーラを雷のように相手に落とす技です。

神速⁽カンムル⁾

電気の負荷を肉体にかけることで、潜在能力を超えるスピードを引き出します。

キルアは、この神速の扱いに長けているので、いくつか派生した技を持っています。

派生技1 電光石火

自分の意志で肉体を操作するタイプの神速。

電気の負荷をかけてより高速での動作を可能にします。

派生技2 疾風迅雷

あらかじめプログラムした動きを自動反応で繰り出します。

 

 

対峙する敵をしっかり分析した上で、相手に合わせてプログラムした動きを自分の意志を介さず繰り出したりと、冷静沈着なキレ者のキルアだからこそ最大限に生かすことのできる念能力だと思います。

 

心技一体、すべてをバランスよく伸ばしていけば、さらに強くなること間違いなしですね。

キルア=ゾルディック 好きなシーンランキングベスト3

第3位「クセになってんだ、音殺して歩くの。」

これはやっぱり外せませんよね。

 

中二病感満載ですが、キルア推しでこの言葉を嫌いな人はいないはずです。

こんなセリフでも⁽失礼⁾キルアなら、様になってしまうんです。

 

暗殺一家出身で、まだ幼いながらにも暗殺者になるべく英才教育を受けたキルアなので、

ターゲットに悟られぬように行動するのが習性になってしまっているんですね。

 

ハンターを志す上では、結果として無駄にならない技術ですが、その生い立ちを思うと切ない気持ちでいっぱいになります…

 

同時に、まだあどけなさの残るキルアがこのセリフを吐くことで、その底知れぬ強さと闇が垣間見えて、より魅力を引き立たせているように思います。

 

日常生活でも汎用性は高いセリフですが、使う相手とタイミングを見誤るとただのイタイ人になってしまうので、ご注意ください。

第2位「命を賭けることと命を軽く扱うことは似てるようで全然違うぞ。」

キメラアント編でイカルゴに放った一言ですね。

 

このイカルゴに対してのキルアの発言はいちいちかっこいいのですが、イカルゴは初めて自分を認めてくれて自分を友達だと言ってくれたキルアに、とても感謝すると共に、その喜びのあまりにもう死んでもいいと言います。

 

実際死ぬかは別として、本当に感激しているとそういう境地に達することってあると思うんですよね。

 

たくさんの死線をかいくぐってきたキルアだからこそ、何気ない言葉の中に深みが増します。

 

そこでさらに一言

「生死の境で生きてる奴は死んでもいいなんて絶対思わない。」

 

これもう子供が言うセリフじゃないですよね…

 

まさに命懸けで戦っている最中だからこそ、キルアの覚悟と、以降イカルゴの士気が上がるのが見える瞬間でとっても心が震えました。

 

キルア兄さんと呼ばせて下さい…

第1位「ゴン…お前が念を使えない30日間…オレが守る。何に代えても…それが過ぎたら…お別れだ。」

キルアの名シーンと名言は本当にたくさんあって、本当にどれも大好きなのでランキングを付けるのにとても苦悩したのですが、私はこちらを1位とさせていただきました。

 

キメラアント編でネフェルピトーとの死闘の末、自身にかけた厳しい誓約と制約により、念が使えず昏睡状態になってしまったゴンに対してのキルアのセリフです。

 

ゴンを時にライバル視しつつもゴンを一人の人間として認め、友情を育んできたキルアですが、初めてできた大切な友達に対する熱い思いと、大切に思うからこそ依存してしまう己の弱さにも気づくんですね…

 

そんなキルアを見透かしたビスケは、キルアはいつかゴンを見殺しにすると言います。

 

思うところがあったキルアは、その言葉を聞いて大好きなゴンの元を離れることを決意するんです。

 

切なすぎます…

 

ただ一緒にいる事が友達ではない、お互いが大切に思っていても、お互いの存在が足枷になてしまうこともあるのだなと、読んでいて本当に切なくなり、同時にキルアの思いの強さに心強くも感じるセリフでした。

 

またゴンと一緒に旅をしてほしいと個人的には思ってしまうのですが、大切なもののために自分の存在意義を見出すこのできるキルアは、これからはアルカの兄として旅を続けていくのかもしれませんね…

 

たとえ道が分かれたとしても、二人の友情は永久不滅です!

キルア=ゾルディックまとめ

HUNTER×HUNTER登場キャラクターの中でも、認知度も人気も高いキルアですが、その風貌と生い立ちに見合わぬ、繊細さと時に見せる心の弱さが母性本能をくすぐる存在なのかもしれません。

 

常に冷静でキレ者なキルアですが、年上の女性に平然とババアと言ったり、お菓子が大好きで無邪気な一面もあり、一番ギャップが多いキャラクターな気がします。

 

想像を絶する過酷な生い立ちを持ち、ようやく自分の人生を歩けるようになったキルアは、ゴンをはじめ様々な人物との出会いを経て、人間らしく成長してきました。

 

作品を読み進めていくうちに、キルアは自分自身の為よりも、誰か一人の為に一途にがんばれる子なのかもしれないなと感じました。

 

アルカを守る兄として頼もしい限りのキルアですが、過酷な過去を払拭して幸せに生きていてほしいと切に思います。

あわよくばその行く道が、ゴンと交差していてほしいと願ってしまいます。

 

この先ゴンとは一体どのように関係してくるのでしょうか…

 

今後もその動向から目が離せません。