五等分の花嫁116話のネタバレです。
115話では、文化祭の終わった翌朝の様子が描かれましたね。
まずは一花。風太郎をテニスコートに誘い告白の話をします。
ここで一花、二人がまだ付き合っていないことを知りますがしっかりと風太郎の背中を押しました。
(良い女やん…)
(一花がどんどん人間的成長をしていて筆者は涙目です。(笑))
風太郎は「好き」と言う気持ちを四葉に伝えることを決心しました。
そのころ四葉は二乃に会いに行っていました。
謝る四葉に対して「それ以上言うなら家族の縁を切らせてもらう」とまで二乃は告げます。
また五月も、テニスコートから帰った一花に対して「素直におめでとうと言えない」と正直な胸の内を明かしました。
その日の夜、四葉が会ったのは三玖でした。
116話ではこのまま四葉と三玖に焦点が当たっていますね。
それでは、116話のネタバレを見ていきましょう!
五等分の花嫁ネタバレ
三玖と四葉、カラオケなう
ところ変わって、三玖と四葉はカラオケ屋にいました。
どうやら風の影響で、電車が止まってしまったようです。
(確かにだいぶ海風、強かったですもんね・・・【115話】)
三玖は一花に連絡を入れ、何かを聞いた様子。
ですが「心配しないで」と伝え四葉と部屋へ向かうのでした。
飲み物を尋ねる四葉に「四葉と同じもの」と伝える三玖。
四葉も困った様子を見せ、とても気まずい雰囲気のままカラオケは始まりました。
重なる歌、2人の思い
気まずい空気の中、三玖は海でのことを伝えます。
「私は四葉の真似はできても四葉にはなれない」
「このジュースは私には甘すぎる」
そう三玖は言うと、せっかくだから何か歌おうと言います。
同意する四葉ですが、ここで2人が選んだ曲は”ラブ☆バケーション”。
文化祭で二乃が歌っていたあの歌でした。
被ってしまった曲。同じ飲み物。
「本気で風太郎を横取りしようとしているみたい」
と三玖は感じます。
本当は話したいこともいっぱいある三玖。
カラオケは87点という微妙な点数に。
もう1度歌おうとしますが、ここで間違って四葉の曲を中止にしてしまいます。
その間違いに怒っているのかと思ったと四葉は言いますが、ここで三玖、「怒ってはいる」と本音を伝えます。
三玖と四葉
ここから互いの胸の内を話し始めます。
三玖は「自分なら風太郎を困らせるようなことはしない」と告げます。
四葉も「自分の気持ちは前からずっと変わっていない」「風太郎のことを思い続けている」と明かします。
四葉の口からはっきりそう聞けたことに三玖は驚いた様子。
そして前の学校を気にしていることを四葉に指摘します。
そして
「私たちのことは気にしないで付き合っていいんだよ」
「なんて言うと思った?」
そう告げました。
(…いやこの漫画ほんとにすごいですね(笑))
ここはぜひ絵で見ていただきたいです。
三玖はどうしても荒ぶる自身の心境と、それを受け止めてほしいということを四葉に伝えました。
四葉は二乃の気持ちを分かっていなかったことを思い返します。
「怒っているのがデフォ」と三玖は言い、その上で
「恋愛において五つ子は敵でも仲間でもない」と二乃が言っていたことを伝えます。
そして最後に、
「せめてもの抵抗。絶対に背中を押してなんてあげない」
そう三玖は告げ、「行き場を無くした自分たちの怒りを受け止めてほしい」と心の中で思うのでした。
さよならリボン
その後、「ラブ☆バケーション」を歌いまくった二人。
声もがらがらです。
それでも四葉は「皆に会いたい」と言いました。
そして三玖の心の内。
あえて四葉本人には言わない思い。
それは
「今の学校に来れたから風太郎に会えた」
という事実。
そして、四葉になることはできないけれど
「四葉が自分になることもできない」
ということ。
そして、持っていたリボンを海に投げ捨てます。
「ようやくそう思えるほどに…私は私を好きになれたんだ」
その三玖の思いで、116話は締めくくられました。
感想と考察
考察…できる心境ではないですよ!
かつてこれほどまでに、「自分を好きになる」ということを描いた漫画があったでしょうか。
そう思うほどに、三玖の最後の表情が美しかったなあと。
これから姉妹の思いや風太郎の思いを向き合う四葉も素敵でした。
でも…もうこれもう…無理…(涙腺崩壊)
ラブコメ作品は基本的に「結ばれたら勝ち」です。
でもこの作品は「結ばれること」だけが勝ちと定義づけられていないと言いますか…
ヒロインたちの人間性が本当にもう…
すみません、筆者、「自己肯定」には思うところがありまして…
正直一花が花嫁でないような描写がされたときレベルで情緒崩壊しております(笑)
感想はここまでにしますね…。
116話を3倍楽しむ方法
やはり今回は三玖ですね。
今までの単行本を読み返すと、三玖の思考に次のような変遷があります。
「風太郎が好き、風太郎に自分だけ見ていてほしい」
「風太郎が好きだけど、周りも自分も勝手によろしく」
「風太郎が好きになるような「自分になる」」
「風太郎が好き、そして自分も好きになれた」
この流れって、三玖にしかできなかった部分だと思います。
「内向的」と一般的に言われるような「自分」に向かう意識。
これは三玖が五つ子の中でも随一ですし、自分を好きになる過程にこの意識は必要不可欠ではないかと考えます。
この三玖の心の変化、行動の変化は多くの読者に勇気を与えました。
ぜひ、三玖の心の変遷をもう一度単行本で読み返されてはいかがでしょうか。
終わりに
116話、とても深かったですね…
そして本編とは関係ないのですが、五月ちゃん皆勤賞がここに来て途切れた…?
皆さんも探してみてください!
そして117話はいったい誰にスポットが当たるのか…楽しみです!
それではここまでお読みいただき、ありがとうございました!