HUNTER x HUNTER

【HUNTER×HUNTER】レオリオのキャラクター紹介&好きなシーンランキングベスト3

レオリオについて

ハンター試験287期生で、主人公ゴンと同期生です。

作中の冒頭から登場する主要キャラクターで、長身でスーツにサングラス姿がトレードマークのレオリオは、少し老けて見えますが医者を志す医大生です。

未成年にも関わらずお酒が大好きで、しょっちゅうお酒を飲んでいます。(本人いわく故郷では16歳から飲酒をしていいそうです)

HUNTER x HUNTERのネタバレ一覧

義理人情に厚いアニキ

レオリオと言えば、とにかく単純で裏表のない性格です。

お金、お酒、女性に目がなく、とにかく俗物という印象を受けます。

 

その一方、自分が大切だと思う相手には本気で怒り、自分のことを後回しにできるという仲間思いの一面を持ち合わせています。

気遣いができ、人と打ち解けるのが早く、処世術に長けていて常識人なので、主要キャラクターのゴン、キルア、クラピカの中では一番安心して見ることができます。

 

あの冷静沈着で犬猿の仲とも言えるクラピカにも「態度は軽薄で頭も悪い。だが決して底が浅いとは思わない。」と言わしめるほどの、人を惹きつける魅力があります。

医者を志す医大生

レオリオには友人を亡くした過去があります。

その友人の病気の治療にかかる高額な医療費を払うことができず、命を救うことができませんでした。

 

その経験により、貧しい患者を無償で助ける医者を目指すようになります。

 

しかし、医者の夢を叶える為には、やはりお金が必要です。

そこで、金銭的な制約を受けないプロハンターになるべく、ハンター試験を受験するのです。

 

無事にライセンスを取得するも、免除されるのは医大の学費のみなので、ハンター試験合格後は医大入学の為に勉学に勤しみます。

 

作中のヨークシティ編で「次会うときは医者になってから」とゴン達と別れを告げてから、しばし登場シーンはなかったので、相当がんばったのでしょうね。

念能力

放出系の念能力者です。

 

レオリオは独学で念の修行をし、体得しています。

 

ヨークシンシティ編では、自身のオーラを肉体の周囲に留める、念能力の初歩段階の纏(テン)のみの習得に留まっていて、ゴン達からやや遅れをとっている印象でした。

 

ですが、ネテロ会長の死後、次期会長を決める選挙の際には、自身の目の前の机を殴りつけ、離れていたゴンの父ジンの机上からオーラの拳が現れ、ジンを殴りつけるという能力をいせ付けています。

 

この放出系で操るレオリオの念能力は、拳による攻撃はもちろん、エコーのような探査、腫瘍や血栓などを外側から破壊することができるので、医者の道を志すレオリオならではの念能力なのではないでしょうか。

 

作中でレオリオの戦闘シーンが少なく、念能力を体得した後の戦いぶりはまだあまり描かれていないので、今後の作中で明らかになっていくのかもしれません。

 

今後の活躍が楽しみです。

レオリオの好きなシーンランキングベスト3

第3位「金がありゃオレの友達は死ななかった」

ハンター試験の一時試験の際に、クラピカに過去を打ち明けた際に出てきた言葉です。

 

作中に初めて登場した時から、レオリオはお金に目がなく、欲望の化身のように描かれていたので、私も初めは意地汚い印象を抱いていたのですが、彼の言葉に隠されている真意を聞いたときに、納得がいきました。

 

レオリオの友人は、法外な手術費を払うことができず、治らない病気ではないのにも関わらず命を落としてしまいました。

それをキッカケに医者を志すようになり、お金に異常なまでに執着するようになるんですね。

 

これってもう、とんでもないトラウマですよね…

 

お金さえあれば守ることができた命を、それがなかったことによって失ってしまったと思うと、守銭奴のようになってしまうのも無理がないと思います。

 

単純で人思いのレオリオだからこそ、お金に対する思いが人一倍強くなるのも当然のことなのかもしれません。

 

私自身もお金に対するイメージを変えられた、レオリオの切なくも強い信念を感じられる名シーンです。

第2位「ゴンと友達(ダチ)になりたいだと?寝ぼけんな!とっくにお前ら友達(ダチ)同士だろーがよ」

こちらですね。

とにかく熱いです。

 

レオリオがキルアに向けて一喝入れる際の名セリフです。

キルアは、殺し屋として名高いゾルディック家の出身で、殺し屋になるべくして教育を受けて生きてきていました。

殺し屋になるには、感情を持つことは悪とされ、兄イルミによりずっと洗脳を受けています。

 

ゴン達との出会いにより、キルアは自分の中に、望みが生まれてくるんですね。

 

殺し屋なんかにはならずに、普通に友達としてゴンと遊びたいと…

 

それでも、長年の洗脳や生き方をいきなり全て捨て去ることは難しく、揺れ動くキルアに対して、レオリオはこのセリフを言ったんですね。

本当に思い出すだけで泣けます。

 

キルアは、恐らく自分の思いを吐き出したことも、それを肯定してもらったこともなかったのではないかと思います。

初めて出会う感情に戸惑い、望みすら生まれてきました。

そんな揺れ動く心情の中で、こんなこと言ってもらえたらどれだけ救われたんだろうと、胸が苦しくなります。

 

レオリオの友達思いで熱いところが存分に詰め込まれている、最高に熱い名シーンです。

第1位「いっぺん死ね!」

こちらを第1位に選ばせていただきました。

ハンター協会会長選挙の際に、ゴンの父ジンに怒りの鉄拳を食らわせた際のセリフです。

 

この時、ゴンは対ネフェルピトー戦を終え瀕死の状態で病床にいるのですが、息子に会いに行く素振りすら見せず、しまいには「あいつが自分から来てほしいとでも言ったのか?」と、

すでにイライラの募っていたレオリオの火に油を注ぐ発言をするんですね。

 

ゴンはとても喋れるような状態ではなく、それすらも知らずにそんなことを言い捨てられるジンに対して、それでも親かとブチ切れて殴り飛ばします。

 

この時に、レオリオの念能力が初披露されたのもそうですが、たくさんの目が集まる場所で、自分の友人の父親を殴り飛ばすという男気が、まさにレオリオのアニキ感です。

 

ゴンのジンに対する思いを理解していたからこそ、それだけゴンのことを思い、あの行動

ができたんでしょうね。

 

ジンの真意はまだ汲み取れていない部分が多いのですが、あの瞬間は私もとてもスッキリしました。

 

レオリオのような頼れる熱いアニキみたいな友人が欲しいものです。

レオリオのまとめ

レオリオの活躍は、現段階で補佐的な印象を与えるものが多いですが、物語が展開していくにあたっては、外すことのできないキーパーソンであることは間違いありません。

 

自身の中に秘めた野望に向かって実直に突き進むことができ、周りの人間の為に行動することができる、曲がったことが嫌いな熱い人間です。

 

その人柄だからこそ、心を打ち解けやすく信頼を集めるのだと思います。

レオリオがピンチのときに力を貸してくれる人はたくさん現われそうですね。

 

現在は、ハンター協会の最高幹部の十二支んの一員として活動しています。

 

会長選挙の最終4名までに残り、演説をした際には、「ゴンを助けるために会長になったら協会を私物化する」と自分の素直な気持ちを語ったことで、多くの人の心を動かしました。

 

本人は会長になりたいとすら思っていないのですが、聴衆の前でジンを殴り飛ばしたことがキッカケで、その熱い心意気が買われ、推薦されて会長選挙のファイナリストにまで名を連ねるなんて、よっぽどの人間力がないと出来ない所業ですよね。

 

真っ直ぐで見ていて気持ちがよく、もはや読者を裏切るようなこともしないだろうと安心して見守ることができるレオリオの今後の活躍に期待大です。