HUNTER x HUNTER

【HUNTER×HUNTER】ビスケット=クルーガーのキャラクター紹介&好きなシーンランキングベスト3

ビスケット=クルーガー(以後ビスケと称します)について

二つ星(ダブル)ハンターの称号を持つストーンハンターで、宝石の収集をメインに活動しています。

ハンター協会会長ネテロが創始した「心源流拳法」の師範で、ゴンとキルアに念の使い方を指南したウィングの師匠にあたる人物です。

 

故に、ゴンとキルアはビスケの又弟子にあたりますが、のちに直弟子になります。

弟子には厳しくも優しく接し、師匠としてはとても優秀な人物です。

 

ハンター協会の会長選挙でも上位にランクインするトップハンターの一人です。

ババアは禁句?

普段は猫をかぶっており、可憐な少女を演じています。

見た目はゴンたちとさほど変わらず同年代のように見えますが、本来の姿は筋骨隆々の巨体の持ち主で、なんと実は57歳というとんでもないギャップの持ち主なのです。

 

その見た目で相手を油断させるという画策なので、「ババア」と呼ぶと容赦なく殴られます。

 

本来の性格は短気でがめつく、外見も言動も偽りだらけなので、嘘をつくことも相手の嘘を見抜くことも得意です。

 

また良い男には目がなく、男性が被写体のエロ本を愛読しています。

ちなみに、あのヒソカも目をつけられています。

 

地が出ると語尾に「~だわさ」がつくと言う変わった口癖の持ち主です。

 

そんなインパクト抜群なビスケのハンター協会会長選挙の際のキャッチコピーは「ハンター協会のお母・・お姉さん」です。

念能力

変化形の能力者です。

 

自身の能力によって容姿を変化させていると考えられます。

筋力のレベルは高く、相性の悪い系統もバランスよく使いこなしています。

巨体に戻っての戦闘は、大抵相手を殺してしまうので、思い出に一発攻撃を打たせると決めています。

 

魔法美容師(まじかるエステ)

エステティシャンの「クッキィちゃん」を具現化し、様々なマッサージを行う能力です。

オーラを特殊なローションに変化させることで、美容・健康・疲労回復などの効果が得られます。

 

整体マッサージ、瞑想マッサージ、ロールマッサージなど、マッサージの種類はエステ店に負けず劣らずの豊富なラインナップがあります。

この具現化したクッキィちゃんに直接的な破壊力はありませんが、数日以上にわたる長期戦などでは役に立つことがあります。

桃色吐息(ピアノマッサージ)

30分で8時間睡眠と同等の疲労回復効果を得られるマッサージです。

 

筋骨隆々な出で立ちと打って変わって、使う念能力の女子力の高さには驚きを隠しきれません。

自身の高い戦闘能力に加え、回復の力がある念能力が使えるって、かなり強いですよね。

ビスケの好きなシーンランキングベスト3

第3位「こいつら磨けばすぐにでも光る原石じゃないの!」

宝石収集のハンターとしては、原石は見つけたら磨かずにはいられません。

 

キルアの分析能力、基礎体力の高さ、ゴンはそれには劣るものの、その不足分を補って余るほどの集中力と回復力を評価し、理想的なコンビだと感嘆しました。

2人の才能に気づき、そして見出していくんですね。

 

素晴らしい才能があっても、磨き方とかける時間、それを見出してくれる存在によって、輝き方は変わってくるのではないかと思います。

 

ゴンとキルアの成長の可能性をとても感じて、今後読み進めていく上での期待がより高まった瞬間でした。

第2位「嘘つきには『意味のある嘘しかつかない』タイプと『意味のない嘘もつく』タイプ2通りいるの。」

このセリフを聞いたとき、真理だなと思い2位に選ばせていただきました。

 

ビスケはキルアと自分は前者であり、ヒソカは後者であると言っています。

嘘をつくという行為は同じであっても、その意図と目的が違ければ与える効果は変わってきますよね。

 

同じ行為であっても、意図が相反するところに位置しているように思います。

故に、ビスケは「深く考えると泥沼にはまるわよ」と付け加えて、キルアに伝えていました。

 

意味のない嘘をつく相手の嘘を、意味のある嘘をつく人が、その嘘の意味について考えても到底理解できませんし、そもそも意味なんて存在していません。

意味もなく嘘をつく人間がいることを知り、そういった人間を見極めれるようになることで、さらなる成長が待っているということなんですね。

 

これってかなり難しいことだと思うんですけど、現実世界にも通用することですよね…

 

さすがビスケは達観しています。

ビスケの師匠としての才覚を改めて確認できる名シーンだと思います。

第1位「思い出に一発撃たせてあげることにしてるの。」

このシーンの衝撃はかなりのものだったのではないでしょうか。

 

可憐で可愛い美少女のビスケの、身長3メートルを超える筋骨隆々の真の姿を、私をはじめとしたHUNTER×HUNTER読者が初めて目撃した瞬間です。

 

グリードアイランドにて、バラと対戦中のビスケは、何度もバラに攻撃を加えるのですが、仮の姿ではその体重差によってなのか、バラはすぐに立ち上がってきます。

 

バラはビスケの攻撃を軽いと言い、ついにビスケを殴り飛ばしてしまいます。

 

その時ですね。

ビスケの身体に変化が起きるんです。

 

対峙したバラは相当驚いたことでしょう。

 

ここで名言の「思い出に一発撃たせることにしてるの。元に戻るとうまく手加減できなくて、たいてい殺しちゃうから…」が出てくるんですね。

 

そして、ビスケはバラの顔面に拳を叩き込み一発で倒します。

 

この想像すらできないギャップと、ビスケの強さには本当に驚かされました。

初めてビスケを見たときは、新しい仲間となり人気キャラクターとして活躍していくのかと個人的に思っていたのですが、まさかゴンとキルアの師匠になるとは夢にも思いませんでした。

 

度肝を抜かされっぱなしの名場面です。

ビスケット=クルーガーのまとめ

宝石と良い男、才能を感じる原石に目がない、まさに女性を体現した存在といった感じのビスケですが、その見た目のギャップには本当に驚かされました。

 

このキャラクター設定には、さすが冨樫先生とうなるばかりです。

美少女の真の姿が57歳の筋骨隆々の女性だなんて、なかなか思い浮かばないですよね。

 

磨きあげることと育てあげることに関する熱意と、厳しいながらも的確な指示、弟子にしっかりと向き合い導いていく優しさには、ついていきます師匠と思わざるを得ません。

知れば知るほどに魅力に溢れるキャラクターだと思います。

 

ビスケの念能力の名前をはじめ、コメディータッチに描かれることが多いキャラクターですが、だからこそ、何気ない一言により深みが出て、ゴンやキルアはもちろん、私たち読者の胸にもスッと沁みこんでくるのではないでしょうか。

 

そしてなによりもゴンとキルアの長所を見つけ出し、徹底的に鍛え育て上げ、飛躍的に成長させたビスケの師匠としての手腕は疑う余地がありません。

 

この顔や体形について最後まで言わせずに倒すスタンスのせいなのか、グリードアイランド編以降からキルア以外の人物から酷評された描写がないのにも関わらず、ビスケ自身はそれなりにモテていることに気づいていません。

むしろコンプレックスを抱いているほどです。

 

ですが、現在の暗黒大陸編にて、真の姿になった彼女に好意を抱き、彼女に近づく目的

で「念能力を教えてほしい」と頼む男性が登場しているのです。

 

一体ビスケはどうなってしまうのでしょうか?

ビスケの今後の恋愛事情(?)からも目が離せません。