フェイタン=ポートオについて
ほんまに
ハンターハンターのフェイタンがかっこよすぎ❤️ pic.twitter.com/WzneCL22EL— ゲンロク GHERAR_DINI (@genrokuboy) February 17, 2019
幻影旅団の初期メンバーで、旅団員No.2。
団員からは「フェイ」という愛称で呼ばれています。
身長155センチ体重45キロと一般男性としても小柄で、旅団員の中でも小柄な体格の持ち主ですが、腕相撲は13人中5位と腕力は強いようです。
黒いマントで全身を口元まで覆い、鋭い眼光を放っているかなり怪しげな風貌が特徴です。
刀と銃を仕込んだ傘を武器として使います。
陰湿で残虐的な性格
趣味は拷問という、とんでもない嗜好の持ち主です。
ヨークシンシティでは、オークションの競売人や、念能力を使って地下競売で扱われる全商品の運搬を行う陰獣の一人、梟⁽ふくろう⁾への拷問を行いました。
また、普段の会話の語尾に「ね」を付けたり「っ」の発音を抜いて話すなど、中国人が日本語を話すときの物真似をするような口調なのですが、激怒すると、漢語のような文字の羅列の母国語と思われる話し方になります。
元々の気質が粘着質で嫌味っぽい性格なので、独特な話し方が漢語のように変わる瞬間を想像するだけで、身の毛がよだちます……
怒ると口調がガラッと変わる人とは、できたらあんまり関わり合いになりたくないですよね。
流星街出身で家族を知らない
フェイタンは流星街出身です。
流星街の出身者は身寄りのない者が多く、自分の生年月日や素性が不明な事も珍しくありません。
フェイタンも自身の誕生日を知らないそうです。
ヨークシンシティでは、殺したマフィアに「家族を辱める」と脅されていましたが、「家族?何それ?」と飄々と発言していたことから、もともと家族はいなかかったのではないかと見られます。
また、カキン帝国のマフィアの中に、フェイタンと同じような話し方をする者がいたので、カキン帝国出身の可能性もゼロではないのではないかと私は思っています。
ですが、前述したようにフェイタンは流星街の出身なので、素性を明らかにすることは容易ではなさそうです……
フェイタン自身は、自分の生まれやルーツに興味がありそうな感じはしませんけどね。
フェイタンの残酷さや冷酷さのルーツは、その育ちが大きく関係していそうです。
念能力
フェイタン=ポートオは変化系能力者です。
許されざる者⁽ペインパッカー⁾
自分が受けた痛みを糧に、増強させたオーラを敵に放つ能力です。
広範囲への攻撃である上に、激怒したときに発動する為、周囲への配慮や加減なく放たれます。
この技にはいくつか種類があるようですが、いまだその全貌は明らかになっていません。
太陽に灼かれて⁽ライジングサン⁾
痛みを糧にオーラを灼熱の玉に変えて放ち、辺り一面を灼熱地獄にする技です。
自身は具現化した防火服のようなもので身を守るので、安全です。
つまりフェイタン自身が受けるダメージが大きければ大きいほど、相手に放たれる技の威力が増すわけですね。
拷問が趣味なフェイタンとしては、自身のプライドを傷つけても、むしろ傷つけられれば傷つけられるほど相手を凌駕する力が発揮できるという念能力のギミックなので、陰湿なフェイタンにはぴったりな念能力とも言えます。
敵として対峙するには厄介すぎる相手ですね……
フェイタン=ポートオの好きなシーンランキングベスト3
第3位 「ワタシが吐かせるよ」
ヨークシンシティでクロロがクラピカに捕らわれた際に、情報を引き出すべくゴンとキルアを縄にかけ詰問するシーンです。
はじめは冷静に問いかけているフェイタンですが、拷問をして情報を手っ取り早く吐かせる方向にシフトした際に発したセリフですね。
このときの表情の影のある雰囲気と、発言の怖さが相まって、フェイタンらしさが濃縮されたシーンになっているのではないかと思い、選ばせていただきました。
拷問が趣味なだけあって、躊躇いや迷いは微塵もなく、当然の選択とでも言わんばかりのフェイタンは、ヒール中のヒールです……
怖いけどかっこいい、でもやっぱり不気味な一面が色濃く映る名場面です。
第2位 「なぜお前私に命令するか?」
幻影旅団の団員同士の作戦会議の際にノブナガに対して言ったセリフです。
拷問が趣味で得意なフェイタンは、拷問をして情報を得ることが常套手段なのですが、これに反対し「やめろ」と言うノブナガに対して反論した際のセリフです。
人に命令されるのが嫌いで、嫌なことはハッキリ嫌と言うフェイタンにとっては癪に障る一言だったようです。
同じ旅団に対しても好戦的で、フェイタンのプライドの高さがうかがい知れるシーンでもあると思います。
それにしてもノブナガとフェイタンって、本当に仲良くないですよね。
ノブナガがどうというよりも、そもそもフェイタンと仲良くするのは骨を折りそうですね……
いつ激怒するかヒヤヒヤしそうです。
第1位 「クソが…調子に乗りやがって」
キメラアント編にて、キメラアント師団長の女性の体型をしたサソリをモチーフにしたキメラアントのザザンとの一戦の際に放ったセリフです。
自らを女王と名乗り、流星街を拠点とし人間を攫っては奴隷として支配していたザザンを、討伐するために幻影旅団はその根城へと赴きます。
そこでザザンと相対するのがフェイタンとなるのですが、この両名の戦いがHUNTER×HUNTERファンの中でも人気の戦いの一つに挙げられるほど熾烈なものになりました。
その戦いの終盤に、フェイタンの母国語と思われる漢語が羅列されたような言語を放ちます。
それを訳すと「クソが…調子に乗りやがって」となるのですね~
このセリフと共に自身の念能力であるペインパッカーを発動し、ライジングサンでザザンを焼き尽くし打ち破りました。
フェイタンの念能力の初披露となる名シーンです。
ちなみに、アニメ版のHUNTER×HUNTER2期でのこのシーンは、漢文が羅列されたような言語を声優の山口勝平さんが見事にかっこよく演じたのですが、実はこの訳したセリフを逆から読んで、それっぽく聞こえるようにしたとのことです。
名声優と名演技が名シーンをさらに昇華してくださいました。
すばらしい。
フェイタン=ポートオのまとめ
ハンターハンターのフェイタンの必殺技の謎の呪文って日本語を逆から読んでるだけだったんだね笑 pic.twitter.com/otKGRuBT9y
— HUNTERΧHUNTER 大好き ! (@GINAND005) November 22, 2020
小柄で全身を口元までマスクで覆った怪しげな出で立ちのフェイタンですが、そのまだ明かされていない能力のミステリアスな部分と、底の知れない強さと悪の要素が高い人気を集めているキャラクターです。
戦闘シーンの描写がまだ少なく、披露していない技がまだまだあるのではないか?とHUNTER×HUNTERファンの中で憶測が飛び交っています。
これに関しては私も同感で、期待して楽しみにしている部分もあります。
それにしても、痛みを受ければ受けるほど、技の威力が増す念能力はチートすぎますよね。
防御力や耐久性が高くないと元も子もない諸刃の剣のように感じてしまいますが、幻影旅団のNO.2との呼び声も高いフェイタンにその心配は及ばないのかもしれません。
また、フェイタンのイラストを描いている原作ファンも多く、幻影旅団の人気順では団長のクロロに次ぐ栄えある第2位であるとの噂も耳にします。
どうやら女性人気が高いとのことで、そのミステリアスな出で立ちや低身長を物ともせず指示されている理由は、どうやらそのハンデとも思われる風貌も含めた「キャラの濃さ」に尽きるのではないのでしょうか?
趣味が拷問という悪役キャラクターで、ここまでの人気があるキャラクターは類を見ません。
身近にいたら怖すぎますが、離れたところで見るその危うさが最大の魅力のようです。