バイオーグ・トリニティ

【バイオーグ・トリニティ】登場人物・用語まとめ

ウルトラジャンプにて連載されていた大暮維人先生の漫画、『バイオーグ・トリニティ』の用語集です。

ネタバレの参考までにどうぞ(ネタバレと並行して更新します。)

登場人物

調布高校生

藤井(ふじい)

本作の主人公

第1話にてバイオ・バグが発現した彼は、飲み込む対象に悩みます。

そんな中、藤井はバイオーグハンター8号に負けて瀕死の重傷をおった穂坂を見つけます。

 

彼を助けるために藤井は穂坂と融合し、同時に穂坂の後を継いでバイオーグハンターとなりました。

穂坂 正路(ほさか しょうじ)

藤井の同級生であり、バイオーグハンター5号として違法融合者を粛正していました。

そんな中彼に、”世界の秘密”を知った藤井の抹殺命令が出ました。

 

友人と使命のはざまで穂坂は悩みましたが、藤井を助けるために造反しました。

その結果上司である8号に殺されますが、藤井の気転により彼と融合し、以降藤井の中で生きることになります。

榎本 芙三歩(えのもと ふみほ)

本作のメインヒロインです。

持ち前のかわいさと天真爛漫な性格でいつもクラスの中心にいます。

 

第1話の時点で松蔭と極子の喧嘩を力尽くで止めたことから、バイオ・バグもしくはそれに準じる力を持っていると考えられました。

また、バイオ・バグの特性や融合を解除するための純正ワクチンを所持しています。

井本 極子(いもと きわこ)

メインヒロインの一人であり藤井の幼馴染です。

バイクと融合したバグラーであり、藤井や芙三歩をよく乗せています。

 

勝気な性格で口も悪いですが、友達である松蔭が暴走した際には強引に止めるなど、仲間想いのある子です。

藤井の芙三歩への想いは知っており彼を応援しますが、極子自身も藤井に想いがあるようです。

 

藤井と穂坂の融合を知っている数少ない人物であり、彼らの融合を解くためにバイオ・バグについて猛勉強を始めました。

渡辺(ナベ)

藤井たちの同級生であり、複数の楽器と融合したバグラーです。

極子の藤井への片想いを知っていながら渡辺もまた極子を想い続けていました。

 

コミックス2巻にて、

両親の転勤によりオーストラリアへの転校が決まった渡辺は、極子への想いを音に乗せて伝えました。

その想いに極子が応えることができませんでしたが、落ち込んだ時にはこの曲を思い出すと伝えました。

浦野委員長

藤井のクラスの委員長をしている男子です。

オネエ口調の癖がある生徒ですが考え方がしっかりしており、藤井や芙三歩の相談に乗ることもあります。

クラスメイトからの信頼も厚いようですね。

尚、正体は下記参照。

ウタマロ

藤井と童貞4従士を組んでいる男子生徒です。

アフロっぽい髪形をしており、男女問わず交友関係は広いです。

ブラックコーカソイド

ネクロマリア様

対バイオーグ教団ブラックコーカソイドを束ねる女性であり世界を構成するトリニティの一人です。

芙三歩と容姿は同じで、その美貌と慈愛が高いカリスマ性を生み、多くの信者を集めています。

その体はどんなに痛めつけられても再生することができ、また芙三歩の代わりに全ての痛みを受け入れるために日夜拷問に耐えています。

サルタヒコ(バイオーグ・ハンター2号)

ネクロマリア様専属の護衛をしている男性です。

常に仮面で首から上を隠しているため、どのような顔をしているかはわかりません。

重力を自在に操ることができ、視認できる範囲なら遠隔で対象を潰すこともできます。

バイオーグ・ハンター8号

融合の末暴走したバグラーを処理する特務機関のメンバーであり、穂坂の上司です。

世界の揺らぎに気付いた藤井を抹殺するよう穂坂に命令しますが、それに反発した穂坂と戦闘になり、彼を処分しました。

藤井(穂坂)と戦闘以降は彼の監視も兼ねて語学教師として学校にいます。

 

鈴木(ベルウッド)

馬と融合した8号のパートナーです。

一見女子高生にも見えるほど若い女性あり、人間の状態でも生やしたままにしているウマ耳がトレードマークですね。

戦闘時はペガサスのように翼の生えた馬となり8号をサポートします。

 

きれいな外見からどぎつい下ネタ発言を連呼しては8号にツッコミを食らっています。

ゴーリィー

幽霊と融合したバグラーであり、バイオーグハンター9号(穂坂)のサポートシステムです。

彼自身に戦闘能力はほとんどありませんが、ゾンビのようなしもべを無数に作り出すバイオーグ『アルデバラン』を使役し戦闘を行います。

バイオーグ・ハンター7号

クマのぬいぐるみと融合したバグラーです。

普段はサポートシステムのメインに戦闘を行っていますが、スピカに壊されてしまいました。

極子レベルに口が悪い女性ですが、短絡的すぎるせいか部下である8号に馬鹿にされることがよくあります。

バイオーグ・ハンター3号

3天狗と呼ばれており、ブラックコーカソイドの中でもかなり高い地位にいるようです。

普段は藤井の同級生として、ウラノス(委員長)の監視を行っています。

バイオーグ

ウラノス(浦野委員長)

本作の最終ボスです。

自分の手下(全天21星)を従えて、世界を手中に収めようとしています。

 

物語序盤では藤井のクラスメートとして影を潜めていましたが、藤井の実力を知ってからは正体を現し、彼を自分たちのもとへ引き入れようとします。

松蔭ちえり

第1巻では異性に振り向いてもらうために無理な融合をし、その結果暴走します。

 

ちえりは自身の容姿にコンプレックスを持っており、それを補うために蝶を始めとした昆虫との融合と解除を繰り返していきました。

しかし、これを繰り返すと体が解除薬(ドラッグ)に抗体をもってしまうため、より強力な薬が必要になります。

そして違法な解除薬に手を出したために彼女の体は暴走し、怪物と化してしまいました。

 

極子と芙三歩のおかげで暴走は収まりましたが、手違いでちえりは小さな蜘蛛になってしましました(本人は満足していましたが…)。

 

再び登場したのは3巻です。

彼女は多くの同級生を飲み込み限りなく人間に近づいていました。

 

そして自分の理想の体になるためにバイオーグとして生きていくことを決めます。

スピカ

ウラノスの配下であり、-3.380の等級を持ったバイオーグです。

スピカは体中に無数のバグ穴が開いていることから、相当のバグラーを急襲したと考えられます。

 

その正体は第1次バグ大戦で被災した少女です。

東京が敵国の巨大バイオーグに襲撃された時に、のちにスピカとなる少女は家族とともに防空壕に避難していました。

しかし敵国の空襲は3ヶ月に及び、避難していた人たちは次々と餓死していきます。

そして少女の悲しみがピークとなった時、彼女は無意識に周りの生きたいという意志全てを飲み込んでバイオーグとなりました。

 

加えて彼女は関係数百mの物質を全て吸収しており、それらが圧縮されたために彼女の体はダイヤモンドのように高密度結晶体となりました。

したがって彼女は超重量の鉱物を作り出すことができ、また地面と同化して移動することもできます。

マルボロ

元バイオーグハンターであり、穂坂の教官だった男です。

 

スーツ姿に加えタバコ、7:3分けで眼鏡の癖に日本刀で相手を切り刻んだりとミスマッチのオンパレードなキャラです。

しかしながら戦闘スキルは天才的で、元教え子の穂坂相手にも冷徹に刃を向けます。

(東京喰種:reの有馬みたいな感じ)

 

高校生の時に”榎本芙三歩の死”に遭遇しており、浦野からこの世界の秘密に関することを聞いたようです。

用語

バイオ・バグ

両手に空いた穴から吸収したものと融合する力です。

発現条件・仕組み・治療方法は不明であり、過去にはこの力により第三次世界大戦が勃発しました。

融合を解除できる薬が開発され戦争は終結しました。

バグラー

バイオ・バグを宿した人間のことです。

 

普通は自分の許容量を超えない程度のものと融合しますが、一部の暴走者(クラッシュバグラー)と呼ばれる危険人物もいます。

特に巨大化した暴走者は人の原型をとどめておらず、基本的には殺処分か撃退の対象です。

バイオーグ

バイオ・バグを悪用し強い力を得た人間であり、第1巻の時点では内容が明記されていませんでした。

名称は”バイオ・バグ”と”サイボーグ”を合成した造語です。

 

本来バイオ・バグは一人の人間に2つの穴しか与えません。しかし吸収する対象を”バグラー”とした場合、相手のバグ穴を手に入れることができるため、実質一人の人間が3つ以上のバグ穴を所有することになります。

非人道的であり、また回数を重ねるたびに本来の人格も薄れていきますが、これにより理論上無限の穴と能力を所有することが可能となりました。

 

先の第三次世界大戦ではこの技術を軍事転用し作られた洗脳兵士が、非人道兵器と融合し脅威を持ちました。

 

現在では人との融合を”殺人罪”と定義し禁止しており、存在自体が都市伝説化しています。

バイオーグハンター(ブラックコーカソイド)

バイオーグの処分を目的とした組織です。

バイオーグ達は”座標0(榎本芙三歩)”を標的としており、ハンターたちはこの警護も兼ねて調布高校を中心とした監視・防衛任務を行っています。