道具名:『そっくりかかし』
(藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」13巻より)
道具の説明:
吹き口が付いていて、吹いて膨らませた人とそっくりな見た目になる″かかし″。
見張り番として大活躍!?
1151.「そっくりかかし」
息を吹き込んで膨らませると、膨らませた人そっくりのかかしができあがる。(藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん13) pic.twitter.com/gSczgYrUUV
— ドラえもん ひみつ道具完全大図鑑 (@mirai_depart) October 8, 2017
『そっくりかかし』を使ってみると…
とある春の日。
のび太とドラえもんは家の前に生えている2本の″つくし″を見つけました。
せっかく生えたのだから摘んでしまうのは可哀想だと思った2人。
誰かが抜いてしまわぬよう見張ってるとのび太は言いますが、そこに現れたのび太ママに宿題をやるようにと怒られてしまいます。
そこでドラえもんが四次元ポケットから出してくれたのが、『そっくりかかし』でした。
早速、かかしを膨らますのび太。
見事、のび太とそっくりなかかしができました。
そんな時、つくしを見つけ取ろうとする近所の子どもが出現。
のび太かかしはワーワー言って驚かせ、その子の撃退に成功しました。
続いて現れたのはスネ夫。
同じくつくしを狙っています。
(取り憑かれたようにみんな寄ってくる!このつくしなんでこんなに人気なの? 笑)
のび太かかしが威嚇しますが、スネ夫は”見た目がのび太のかかし”を見下して、全く驚く気配なし。
つくしを1本抜いていってしまいました(泣)
のび太かかしのままでは頼りなく不安です。
そこでジャイアンに(かかしの姿を見られないようにゴムホースで吹き口を延長して)依頼して『そっくりかかし』を膨らませてもらうことに。
いかにも強そうなジャイアンかかしが完成!
実際、見た目だけでなくこのかかしは膨らませた者の「性格・力」が出るようで、ジャイアンかかしは番人としてとても強かったのです!
そのままつくしの番に配置します。
そこに現れたのは、、、まさかの本物のジャイアン(もちろん、つくし狙い)!
リアルジャイアン VS ジャイアンかかし
という奇跡のマッチが始まってしまいました(汗)
もちろん「本人 対 コピー」なので、同等の強さでありますから、一向に勝敗が着きません。。。(笑)
たった2本の”つくし”を賭けた、最後までドタバタなお話でした。
『そっくりかかし』の感想!
2本の”つくし”を賭した子供たちのバトル!(笑)
実用性は、、、はてな?の道具ではありますが、発想はすごくおもしろいですね。
上記ではカットしていますが、本編では「”のび太のママかかし”がのび太の宿題を見張る」というオチが付いていました。
親の留守中の子どもの「怠け」や「イタズラ」の見張りには
“激おこ!お母さんかかし”
が使えるかもしれませんね!(笑)
藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」13巻に収録のこのストーリー!ぜひ読んでみてくださいね!