ついに始まったTGC本番
いよいよ千雪の出番がせまるー
ランウェイで笑ってのネタバレ
テルミとの対面
ちゃんと見ててよね!
千雪はそう言って、戻っていった
その後ろ姿をみて、僕の方がドキドキするー
「テルミさんに挨拶に行こうよ!」
とむらくんも会いたいでしょ、と美衣が言い出して、テルミの控え室にいくことになった。
テルミの控え室では、北谷つとむとテルミが話をしているとこだった。
僕達を見て、北谷さんは
「ここら辺でお暇するわ。こんなオッサンに話題取られるようじゃそこまでよ。頼むぜ、姉御。」
そう言って、テルミさんの控え室を出ていった。
美衣が思いついたように「僕にちょっと待ってて」といった。
控え室にいるテルミさんに、大きな声で
「テルミさん!この子がバッグを作ったとむらくんです!」
そう言って、どこかへ行こうとする。
「連絡先、聞いてこようと思って!」
テルミの控え室で、僕とテルミさんの二人だけになった。
「ありがとうございます!バッグ採用してくれて」
僕の言葉を、「いい、いい」とさえぎった。
そして
「それより どっちなの?頭のネジがはずれてるのは?」
千雪のオーディションでの振る舞いは、あなたの指示?
「・・・全然」
僕の答えにテルミさんは吹き出した。
弁解するように、でも、千雪さんは・・・
そう言いかけた時、テルミさんが言った。
「千雪を選んだのも、あの子がどこまでやれるかー」
テルミさんの言葉を聞いて、思った。
あのテルミさんに認められてる。
千雪さんの魅力が、広がってる。
僕の鼓動が早くなる
次はー
つい、力が入ってしまう
テルミさんが言った
「最初のランウェイは、あんまりだったわね。あと2回で何か変わるかしら?」
それでー
二人はどんな関係?
2人の関
美衣さんと合流して、千雪のランウェイを見ることにした。
美衣さんと話をしながら、テルミさんに言われた事を思い出していた。
「千雪の成功には、相当な運と、デザイナーの力が必要よ。」
スペシャルコレクション・・・楽しみにしているわ
美衣さんがもっと前で見ようと言う。でも、僕は
「ここで大丈夫です。」
そう言った。
最短で‘パリコレ’を目指すのなら、今日は絶対負けられない日ー
出陣
新人の子が、緊張しているのを横目で見ながら、ランウェイに向かう
そりゃ、力むよねー
わたしも1つ目の出番、ちょっと力んだし。
けど、そうだなー
ランウェイに上がる
千雪の名前と顔が、モニターに映った。
わたし、ずっとね・・・思っていたことがあるの
千雪の想いがウォーキングに重なる
育人にばっか仕事を貰ってるなって
嫌なの
嬉しいし、優しいし、有り難いけど
ー 待ってて ー
ランウェイを歩く千雪に
千雪のあたたかい想いに
会場が包まれた瞬間だった。
126話のまとめ&感想!
私・・・。今回、泣きました。
なんでしょうね。
どうして、って聞かれると、上手く答えられないんですが。
千雪のこれまでの頑張りも
育人への感謝も
対等でいたい想いも
ぜーんぶひっくるめた、千雪のあたたかい想いが、全身から感じられて。
ランウェイを歩く事を、全身で楽しんでいた。
そんな、堂々とした千雪を見た時、グッとくるものがありました。
千雪は、今まで本当に、ずっとずっと頑張って来たんです。
身長が無い分、ウォーキングでカバーして。
周りに何を言われても、絶対に諦めなかった。
モデルの仕事がないときでも、決して手を抜かなかった。
もうね、今までの努力がようやく報われたような気がして。
きっと、育人も同じ気持ちでしょう。
堂々とした千雪に、千雪の歩く姿に
目を細めてましたね。
・・・でもね、これがメインじゃないんですよ。
なんといっても、メインはスペシャルコレクションの、ファーストルック
あぁ・・・
私の涙腺、もちますように。
そして、千雪のウォーキングが、ランウェイが
素晴らしいものになりますように。