はじめに
「五等分の花嫁」という作品を、皆さまはご存知でしょうか。
この記事にたどり着かれた方々は大半がご存知かと思いますが、改めて今作品について見ていきましょう。
五等分の花嫁はヒロインが「5人」いますね。
そしてそのうち主人公と結ばれるのはたった1人。
しかもその5人のヒロインは、五つ子!!
残酷ですよね、これだけ聞くと。
ですが、今作品は恋愛模様を描いているだけではありません。
ヒロイン1人1人が自分の夢を見付け、あるいは見付けようと頑張る姿には胸を打たれますし、主人公である上杉風太郎との関係性の変化や姉妹同士の絆など、考えさせられる場面もたくさんあります。
今回はそんな五等分の花嫁の単行本1巻から12巻を基に、筆者独自の視点から「可愛いキャラランキング」を作ってみました。
ですが!!
あの5人の可愛さに順番など、なかなか筆者にはつけられません。だってみんなそれぞれに違う魅力があるのですから・・・。
ですので今回はキャラと合わせて、そのキャラの魅力的だと感じたシーンも合わせてお伝えいたします。
順位に不満がある方や「このシーンもよかった!!」という思いをお持ちの方はぜひ、その思いの丈をぶつけていただければと思います。
ではまずは、ランキング結果を発表してしまいましょう!
ランキング結果
1位:中野二乃
告白シーンが可愛すぎて声が出ませんがそれだけではありませんよ。
2位:中野五月
満月の下の笑顔がエモかわいい!!後ほど詳しく。
3位:中野四葉
過去編最後の笑顔が可愛い!でも切ない~~~~!!
4位:中野三玖
シスターズウォー編の三玖がとにかく可愛い!彼女の成長が感じられます。
5位:中野一花
実は筆者は一花推しです。イチ推しは「ビービービー」!!
ただ可愛いだけでなく、五等分の花嫁という作品にとって重要だと思ったシーンの1つを挙げていきました。
それでは1つずつ見ていきましょう!
ランキング詳細
5位 中野一花
はい、一花です。
一花推しとしては1位にしたかったところですが、ここは5位としました。
良いのです、筆者の心の中ではナンバーワンオンリーワンですので・・・。
さて、一花の可愛い1シーンとして、『ビービービー』をご紹介します。
このシーンは第4巻第28話「結びの伝説 2日目 ④」の1シーンです。
一花はこの回で風太郎への恋心を決定的に自覚します。
このシーンのエモいポイントはまさにこの点ですね。
お姉さんキャラという、母・零奈の死亡と五月の様子から生まれたキャラを保っていた一花が、ここで初めてあのような可愛い表情を見せるのです。
閉じ込められた倉庫の警報音「ビービービー」が、恋心を自覚した一花の心の中の警告音の暗喩になっており、ストーリーの緻密さも魅力です。
それらを総合して5位とさせていただきました。
4位 中野三玖
4位は三玖ですね。
三玖の可愛い1シーンと言えばシスターズウォー編の「告白」が選ばれることが多いですが、あえて違う場所を選びます。
第10巻第82話「シスターズウォー 五回戦」から
『公平に戦うことがこんなに怖いなんて思わなかった』です。
このシーンの三玖の泣き顔ももちろん可愛い、というより素敵ですが、選んだ理由はもう1つあります。
ずばりこの発言ですね。
三玖の言う通り、姉妹で1人の男を取り合うことは本来、とても怖いものだと思うのです。
選ばれるのはたった1人で、恋のライバルは自分の長所も短所もよく分かっている姉妹たち。
自分が選ばれたいという思いがある反面、姉妹が魅力的ということも分かっていて、それでも自分を選んでほしいと思う気持ち。
それらを考えると決して、生易しい戦いではありません。
今作品の本質について必死に言及をしてくれたこのエピソードを、今回は取り上げさせていただきました。
もちろん筆者は笑った三玖も大好きですよ!
3位 中野四葉
第3位は四葉ですね。
第11巻第90話「私ととある男子②」の『好きだったよずっと』。
このシーンを四葉エピソードとしてご紹介します。
「そのエピソードで3位!?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、この後の2話が今作品の中で重要すぎてどうしてもの3位なのです・・・お許しください・・・。
このシーンは四葉のずっと隠していた「風太郎への思い」が吐き出された重要なものです。
いつもの無邪気で可愛い四葉も素敵ですが、こちらのシーンの儚げな笑顔こそが、四葉を更に魅力的な、可愛らしいキャラクターへしてくれたのではないでしょうか。
更に面白いのは、四葉のこのような思いは風太郎に全く悟られていないという点です。風太郎からしたら「四葉≠自分を好き」なのです。
だからこそ読者は更に四葉に注目します。
私も、風太郎が気付きそうな発言をしてないか、以前にまだ何か残っている伏線が無いか、探しました。
何故なら、大半の読者がそうであるように”四葉の想いに気付いてほしい”と思ったから・・・
多くの読者の意識すら変えてしまうこのエピソード、そして四葉を3位とさせていただきました。
2位 中野五月
2位は五月です。
五月の1エピソードということで、第5巻第41話「七つのさよなら③」の『本当に今日は綺麗な満月ですよ』というシーンです。
まずはこの五月の笑顔です。可愛い。とても可愛い。
ですがそれだけでは2位になりません。
2位に選ばさせていただいた理由は主に2つです。
1つはこのエピソードが“風太郎と五月の関係性の変化”を象徴するものだからです。
以前はあんなに風太郎を毛嫌いしていた五月が風太郎を頼り風太郎の家へ行ったこと。
以前は部外者と言った風太郎に対して中野家の家庭事情まで教えたこと。
このエピソードのお陰で、五月が風太郎に対してどれだけ心を開いているかが分かります。
そのような背景があった上での可愛い笑顔でしたので、第2位としました。
もう1つの理由は、この“笑顔”にあります。
単行本を見ますと、とてもやわらかい笑顔で笑っています。
私にとってこの笑顔は母・の真似事には到底、思えません。
どちらかと言えばクールビューティー的描かれ方をしている零奈。
その母の面影を追っていた五月ですが、このシーンの笑顔はそういった方向性とは少し違います。
ふんわりした笑い方をしています。
この時点で五月は、五月自身の笑顔を風太郎に見せているとも取れるということです。
そしてとどめの「月が綺麗」発言。
・・・もうこのシーンは、可愛さ以上の情報過多さと言いますか、今作品にとってとても大事な回と思わせる何かを感じるものでした。
このような理由から、2位とさせていただきました。
1位 中野二乃
ずばり第8巻第60話「攻略開始」!
『あんたを好きって言ったのよ』そして
『それが私よ 残念だったわね』のシーンですね!!
この告白シーンの可愛さと言ったらもう・・・!
照れるところを強気に攻める二乃は本当に可愛いです。
そして二乃が第1位の理由ですね。
ずばり二乃のこのシーンによって恋愛ものとしての五等分の花嫁が大きく動き出していったからです。
それまでは風太郎に恋心を抱いていたとしても、風太郎にはっきり思いを伝えるということはありませんでした。
ですが二乃がここで攻めたことで、
“思いが伝わらなければ恋は実らない”という当たり前の前提が生まれたのです。
それにより一花や三玖、そして回り回って四葉の心も乱され始めます。
二乃の告白には、それだけの価値があったのです。
そのような理由で、1位に選ばせていただきました。
まとめ
五等分の花嫁可愛いランキング、いかがでしたでしょうか?
これだけは言わせていただきたいのですが、
五つ子みんな、可愛さはオンリーワンです!!
今回ご紹介したエピソードももちろんですが、まだまだ可愛いシーンはたくさんありますので
ぜひ、みなさん自身の目でも確かめてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。