HUNTER x HUNTER

【HUNTER×HUNTER】幻影旅団の団員まとめ

大人気漫画HUNTER×HUNTER。

現在は連載休止中ですが、物語は佳境を迎えていて、その勢いは留まることを知りません!

 

HUNTER×HUNTERの魅力は、キャラクターやその設定の細かさもその大きな要因の一つです。

魅力的なキャラクターがたくさん登場する本作品の中で、一番人気と言っても過言ではない「幻影旅団」をご紹介していきたいと思います。

HUNTER x HUNTERのネタバレ一覧

幻影旅団とは

団長を蜘蛛の頭とし、団員を12本の脚に見立てた13人で構成される盗賊集団。

通り名は、旅団「クモ」と呼称されています。

 

主な活動は、窃盗と殺人。

危険度Aクラスの賞金首集団で、熟練のハンターでも迂闊に手を出すことができません。

 

団員は、0番から12番の団員ナンバーが入っている12本脚の蜘蛛の入れ墨が、身体のどこかに彫られているのが目印です。

入団資格は、現役の団員を倒した後に入団の意志を表明するか、団員に欠員が出た際に、現役の団員からの推薦を得ることが必要となります。

 

団員として活動するにあたり自分の情報が漏れることは死を意味するため、団員同士の素性は知らず、お互いに切り札を隠し持ち行動をしています。

行動原則

団員の頭である団長のクロロに、手足である団員が従うというのが原則ですが、団長の命令が絶対というわけではありません。

生存の優先順位が団長ではなく、旅団そのものにあるからです。

 

「頭⁽オレ⁾が死んでも誰かが跡を継げばいい」「場合によっては頭より手足の方が大切な時もあるだろう」と団長のクロロが語っていることもあり、団長から団員まで全員が旅団の存続を最優先して行動します。

 

そのため、死に直面する状況下であってもその原則が身についている団員は、動揺することもなく自分の命は二の次に、冷静に旅団存続のための行動をとります。

 

お互いの素性を知らずとも仲間意識が強く結束も硬い集団で、団長のクロロは絶大なる信頼を集めるカリスマ的リーダーとして統率をとっています。

 

揉め事はコイントスで解決し、あらかじめ衝突を防ぐルールも設けられています。

 

団員は普段自由に行動しており、団長からの指示がある際は集合し旅団として活動しています。

 

すべてを知りすぎず、細かいルールではなく、絶対的な鉄の掟が設けられている上での自由があるからこそ、団員の結束はより強固なものになっているのかもしれませんね。

ゴンや主要キャラクターとの関わり

ゴン達がハンター試験を受ける4年前に、クルタ族の隠れ里を襲撃して皆殺しにし、高値で売買される緋の眼をえぐり取り、オークションで売り払います。

クルタ族はクラピカの出身であり、故郷の民族を惨く皆殺しにされたことにより、クラピカは幻影旅団に強く激しい憎しみを抱きます。

そんなクラピカがクルタ族の緋の眼を取り戻す為、ハンターを志すキッカケになる存在と

なったのです。

 

また、幻影旅団の団員として活動していたヒソカの入団目的は、強者との決闘であり、団長のクロロもその標的です。

その願望を偽装して入団を果たしたヒソカは、物語の道中に出会ったゴンとキルアの強者へ成長する可能性を察知し、狩らずに機を熟すのを待ちます。

殺すには容易い状態で出会いっているため、奇しくもヒソカの存在によりゴンやキルアが生き延びているとも言えますよね…

 

 

そんな因果関係のある両者が交わる場面は、ヨークシンシティ編になります。

ジンの手がかりとなるであろう、グリードアイランドがオークションに出品されることを知り、落札するために試行錯誤するゴンやキルア。

オークションに出品される緋の眼を取り返すため、ノーランドファミリーの用心棒として現れるクラピカ。

それに対し、商品を盗むためにオークション会場に登場する盗賊の幻影旅団。

 

お互いに存在を認知し、理由や手段は違いますが、行きつく場所や目的が重なる場面がしばしばある、因縁の相手であるように思います。

物語における立ち回り

盗賊集団というヒール中のヒールであるにも関わらず、HUNTER×HUNTERの登場人物の中でも高い人気を誇る幻影旅団。

 

その人気の理由は、存在感の強さにあると言えます。

 

一人一人の能力の強さ、個性的なキャラクター、それぞれの個が強い上に、絶対的カリスマのリーダーの存在、限りなく自由な上で統率の取れている集団が悔しいほどにかっこいいのです…

 

それでいて仲間意識が強い集団なので、単にヒールと表現するには言葉足らずな気さえしてしまいます。

 

しかし、ゴンやキルアたちとの仲間意識とは対比にあるように思えます。

チームとしての機能性や統率に関しては、旅団のそれには及びませんが、個々の心や精神的な結びつきは圧倒的にゴンたちのほうが強く感じられます。

 

ずばり私が思う幻影旅団の作中での立ち回りとはここにあると思うのです。

陰と陽、太陽と月のように、お互いが存在することにより、お互いのストロングポイントがより際立って描かれているように感じるからです。

ただの悪者とだけで形容できないし、その一言で扱うことできない存在感と魅力は、ゴンたちとの対比となる立ち位置で、それぞれに因果があり、複雑に絡み合っているところにあると思います。

 

それが故に、主役ではないのに高い人気を集めるキャラクターとして君臨しているのではないでしょうか!

 

幻影旅団がいないHUNTER×HUNTERは具のないおにぎりのようなものです。(笑)

どちらが米にしろ具にしろ、なくてはならない存在です。

 

団員の紹介

幻影旅団は団長を蜘蛛の頭、団員を12本の蜘蛛の手足に見立てた13人から構成される盗賊集団です。

団員ナンバーは0~12番と数え、身体のどこかにその団員ナンバーと共に蜘蛛の入れ墨を入れているのが、幻影団員の目印となります。

以前解説させていただいたキャラクターは割愛させていただきますので、よろしければ過去記事をご覧いただければ幸いです。

 

それでは、いきましょう!

No,0 クロロ=ルシフル ⁽団長⁾

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No,1 ノブナガ=ハザマ

侍のようなビジュアルで、切れ長の目元が特徴の少し強面なキャラクターです。

いつも刀を所持しており、ウボォーギンと共に特効役を務める居合の達人です。

強化系能力者

能力はまだ明らかになっていませんが、フランクリンいわくタイマン専用の能力とのこと。

手練れの幻影旅団の特効役を務めるだけあって、一撃必殺とも言える能力があるのではないかと、期待が高まります。

 

クセの強い旅団員の中でも特に我が強く、他の団員と言い合いになることも少なくありません。

ですが、ウボォーギンの死を誰よりも悲しむという仲間思いの一面を持ち合わせています。

No,2 フェイタン=ポートオ

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No,3 マチ=コマチネ

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No,4 ヒソカ=モロウ

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No,4 カルト=ゾルディック

ゾルディック家の5人兄弟の末っ子で、黒髪にボブで中性的な見た目が特徴です。

いつも着物姿で扇子を持っています。

 

ゾルディック家の兄を取り戻すことを目的に、団員として活動します。

その兄とは一体どの兄を差しているのかはまだ不明ですが、ヒソカの抜け番として入団しました。

操作系能力者

「蛇咬の舞⁽こうだのまい⁾」

紙吹雪を扇子で操り、蛇のように舞った紙吹雪で相手を貫きます。

キメラアント編の兵隊蟻との戦闘で初めて使用しました。

 

カルトは、当初団員のNo,2まで登り詰める予定でしたが、他の団員との圧倒的な実力差を目の当たりにし、考えを改めたようです。

 

一見クールで物静かな印象ですが、獲物をいたぶる猟奇的な面や、苛立ちやすく少し短気な一面があるように見えます。

No,5 フィンクス=マグカブ

金髪でオールバック、眉毛がなく目力が強く、いわゆるヤクザっぽいかなり強面なキャラクターです。

普段はエジプト風の衣装を身に纏い、外出時はジャージを着用しています。

強化系能力者

「廻天⁽リッパ―・サイクロトロン⁾」

腕を回した分だけ威力があがる強力なパンチで攻撃します。

キメラアント編の兵隊蟻との戦闘で初めて使用しました。

 

短気で豪快な性格をしていますが、団員よりルールを順守する傾向にあります。

それが原因となって団員と揉めることもしばしばあります。

しかし、クロロの復帰を待ち望む様子もあったので、本心では団員を大切に思っているようです。

No,6 シャルナーク=リュウセイ

金髪のサラサラヘアーで好青年なビジュアルで、とても盗賊とは思えない出で立ちです。

女性ファンが多いのも頷けます。

操作系能力者

「携帯する他人の運命⁽ブラックボイス⁾」

アンテナを刺した相手を携帯で操る能力です。

ヨークシンシティで初使用しましたが、キメラアント編では自身にアンテナを刺すことで、意識をなくすもののオーラを増大させ相手を倒す、自動操作モードがあることも発覚しました。

 

優れた分析力と思考力を持ち、多方面に豊富な知識を持つ幻影旅団のブレーンとも言える存在です。

また、ハンターライセンスを所持しているので、ハンターサイトを通じて情報を入手することもあります。

旅団内では参謀役としての立ち回りで、団長不在時に指示を出したも団員は素直に応じている為、信頼が厚いことがうかがい知れます。

 

暗黒大陸編で、旅団員を抹殺すると決意したヒソカにより殺害され、公園のブランコの上で無惨な姿となって発見される、凄惨な最期を迎えました。

No,7 フランクリン=ボルドー

身体が大きく、フランケンシュタインのような見た目が特徴です。

顔に負った無数の傷と胸元まで届きそうなほど長い耳たぶは、一度見たら忘れられないインパクトがあります。

放出系能力者

「俺の両手は機関銃⁽ダブルマシンガン⁾」

両手の指から念が込められた弾丸を発射します。

ヨークシンシティでマフィアを一層する際に初使用しました。

戦闘スタイルは豪快そのもので、手あたり次第に敵を虐殺していきます。

その反面、団員の中では比較的温厚な性格の持ち主で、ストッパー役を担う場面も多々あります。

冷静で客観的な分析ができるタイプです。

No,8 シズク=ムラサキ

黒髪メガネがトレードマークの女性キャラクターです。

具現化系能力者

「デメちゃん」

シズクが生命と認識したもの以外はなんでも吸い込む掃除機を能力として使用します。

ヨークシンシティ編で競売品を盗んだ際の、証拠隠滅に初使用しました。

 

団員の中では新入りに当たり、鋭い一面を持っていますがどこか天然で抜けている性格です。

特に肝心なことは忘れがちで、一度忘れると思い出すことは二度とありません。

なんとも緊張感がない雰囲気ですが、障害となるものには容赦がなく、たまに毒舌なところがあります。

 

盗賊集団の一員とは思えない部分も多く、なんともギャップが魅力的なキャラクターです。

No,9 バクノダ

金髪ボブで鷲鼻に長いまつ毛が特徴的な女性です。

特質系能力者

「記憶団⁽メモリーボム⁾」

具現化した弾丸に記憶を込めて打ち込むことで、その記憶を与えることができる能力です。

ヨークシンシティ編で初使用しました。

 

クールで義理堅い性格の持ち主で、団員の中では尋問と情報処理を担当しています。

非常にチートな能力の持ち主の為、団員からも重要視されていました。

 

ヨークシンシティ編では人質となったクロロの解放条件として、クラピカから念能力を使うと心臓を締め上げる条件で、攻撃を受けます。

その後仲間を守るために念能力を使用し、死亡しました。

No,10 ボノレノフ=ンドンゴ

全身を包帯で巻かれたミイラ男のようなキャラクターで、ボクサーのようなトランクスやグローブを身に纏っています。

具現化系能力者

「戦闘円舞曲⁽バト=レ・カンタービレ⁾」

身体に空いた穴で奏でた音を戦闘力に変える能力です。

キメラアント編のギョガン戦で初使用しました。

 

キュドンドンド族という少数部族の末裔で、貴闘士⁽バブ⁾と呼ばれる踊れる戦士で、世界で最も美しく戦う一族としての誇りを持っています。

No,11 ウボォーギン

野性味溢れるワイルドな風貌をした、巨漢なキャラクターです。

強化系能力者

「超破壊拳⁽ビッグバンインパクト⁾」

オーラを纏った小型ミサイル並みの威力を持つパンチを繰り出す能力です。

ヨークシンシティの陰獣との戦闘で初使用しました。

 

旅団内で最も強靭な肉体を持ち、団員一の腕相撲の実力者です。

単細胞な戦闘狂に見えますが、場合に応じて的確な攻撃手段を選んでおり、団員からは知識と経験を生かす頭脳と称されていました。

 

ヨークシンシティ編でクラピカと戦闘し、死亡しました。

No,12 イルミ=ゾルディック

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No,12 コルトピ=トノフメイル

全身を覆うほどの長い髪で素顔は不明ですが、男性です。

団員の中で最も小柄で、腕相撲は団員最弱です。

具現化系能力者

「神の左手悪魔の右手⁽ギャラリーフェイク⁾」

左手で触れたものを右手で生み出し複製する能力です。

ヨークシンシティ編で競売品を盗む際に、複製を用意するため初使用しました。

 

戦闘にはあまり向いていませんが、盗賊団のサポートとしては非常に優秀な能力を持っているため、重宝されていました。

 

暗黒大陸編でヒソカに殺害された最初の団員となり、その最後は首だけとなる残酷なものでした。

まとめ

現在物語は暗黒大陸編にて、連載を休止しています。

 

ヒソカが旅団を抹殺すると決意した直後で、すでに被害者が出ています。

現在団員全員でヒソカを殺すために行動をしていますが、一体何人の団員の命が奪われ、ヒソカとの因縁の決着はどういった方向に進んでいくのか、目が離せません。

 

幻影旅団はHUNTER×HUNTERの作中でもトップレベルの人気を誇る盗賊集団です。

 

個々の強さと個性豊かな面々を統率するカリスマ的存在により、形が変わりながらも確実にその命を絶やすことなく、生き続けています。

大原則とも言える鉄の掟を設けていること、とにかく旅団の存亡が最優先事項であるという全員の共通認識、お互いのことを知りすぎないドライな距離感、これらの一つでもかけていたら組織としての強さにも大きな影響を与えるのではないでしょうか。

 

また、ゴンたち主要キャラクターたちとの、ハンター試験を受験する前からの因果により導かれるように出会い、関わらずには物語が進まない、もはや避けては通れない道とも言えます。

作品が進んでいって、また出会うことにより、それぞれの強さや成長が改めて感じられる指標とも言えますね。

 

幻影旅団の近況と言えば、クロロとヒソカの決闘が記憶に新しいです。

クラピカにかけられた念により、念能力を使うことも、幻影旅団に近づくこともできなくなったクロロは、ヒソカに除念師捜しを依頼し、その対価として決闘することを引き受けます。

その念願の決闘により敗北したヒソカは、自らにかけた念により蘇生に成功しましたが、旅団を一人残らず殺すと決意します。

 

クロロは、ヒソカに勝利した後、カキンの王族がB.W1号というくじら型の大型の船に持ち込む宝を盗むべく乗船します。

共に乗船した団員にヒソカを殺すよう命じ、自身も殺すべく行動を取ります。

 

内輪揉めと言えるようで言えないような、とても複雑でなんとも恐ろしい展開となっています…

 

この争いにより一体どれだけの旅団の命が奪われていくのでしょうか…

 

以前、冨樫先生は「幻影旅団は全員死ぬ」とインタビューでお答えになっていたのを私は見たことがあるのですが、まさかここが幻影旅団の死地になるのでしょうか…

 

あのヒソカの怒り様には鬼気迫るものがありました…

 

とにもかくにも、まずは連載が始まると共に幻影旅団の物騒な内情がどうなっていくのか、今後の展開から目が離せません。