HUNTER x HUNTER

【HUNTER×HUNTER】メルエム(王)のキャラクター紹介&好きなシーンランキングベスト3

メルエムについて

キメラアント編にて、女王の腹を自ら突き破り誕生したキメラアントの王です。

生まれた瞬間から、自らが種の全てを託された存在であるとの自負と自覚を持っています。

 

自分以外の全ての生物を餌だと認識しており、同種である兵隊蟻を平然と殺して喰らいます。

他のキメラアントを遥かに凌駕する身体能力を持ち、一挙手一投足は常人では視認する事すらできず、長く伸びた尾を鞭のように使い、相手を叩き潰すことを得意としています。

 

何気ない殴打でも、殴られた生物は基本的にバラバラに吹き飛びますが、ネフェルピトーがその一撃を耐えたことには驚いていました。

口癖は「二度言わすな。」

自身が生まれた瞬間から、自分の才覚を認識していたからこそ、そのプライドの高さは桁外れです。

 

自身の発言、命令への拒否、偽り、誤魔化しを決して許しません。

意に沿わない行動を取った場合には、自らの手で殺すことに微塵の戸惑いも見せません。

 

はじめは周りにいた同種のキメラアントを食していましたが、次第に人間の念能力者を食すことに味を覚え、レアモノと称し食すために巣から旅立ちます。

後に独裁国家である東ゴルドー共和国の総帥を殺害し国ごと乗っ取り、全国民から念能力者を選別し軍隊を得ようと目論みます。

 

最終目標は地球上の生物を統一し、キメラアントをさらなる次元へと進化させることです。

 

その知力と戦闘能力の高さで、唯一無二の絶対的な王としてキメラアントを牽引していきます。

変化

選別が終わるまでの余興として、囲碁や将棋の名人と対局し次々と打ち負かしていきます。

いずれもルールを知らないメルエムは、ルールブックを読んでルールを覚えてから対局に挑むのですが、ルールを覚えてから数時間のうちに手練れの名人たちを次々と打ち負かしていきます。

とんでもない学習能力の高さですね…

 

しかし、その過程の中で軍議の天才で盲目の少女コムギと出会います。

これまでのメルエムは、始めは敗北をしても徐々に感覚を掴み学習していくのですが、これまでの人間とは違い、コムギにだけはいくら学習し強くなっても勝てる気配がしません。

 

これに焦ったメルエムは負けた方が左腕を差し出すという賭けを持ちかけます。

それに対しコムギは左腕ではなく、自身の命を差し出すことで承諾します。

ですがコムギは軍議以外にできる事がなく、負けたらただのゴミであると言い、その際はゴミを差し出すことになるのが失礼に値するのではないかと、見当違いの事で悩んでいたのです。

その答えに、覚悟と精神の面ですでにコムギに劣っていたのだと気づかされ、命を差し出されたときのことを想定していなかったメルエムは、自身の甘さを詫びて左腕をもぎ取るのです。

 

このやり取り、すごすぎますよね…

 

コムギは軍議の天才である自分の価値をしっかりと理解し、それで勝てないなら生きている価値すらないと思うほどの覚悟で軍議に取り組んでいるんですよね…

絶対的な王と相対しても、自身の軍議の達人としての誇りと覚悟を持っているその姿勢に、学習能力が逸脱しているメルエムの心は徐々に変化していきます。

念能力

詳細は不明ですが、特質系能力者である可能性が高いようです。

 

獲物のオーラを食べることで、自身もその能力が使えるようになります。

身体の傷を癒したり、欠損した部位を再生することもできます。

食べれば食べるほど強くなることが可能で、瀕死の部下プフとユピーを摂取した後、基礎能力が桁違いに上昇しました。

 

超広範囲の「円」を一瞬で展開し、光子のような物質を拡散しながら展開するその「円」は内部にいるものの、姿形だけでなく感情をも読み取り、「円」終了後もその光子が相手に付着し追跡することも可能になりました。

 

吸収したものとの間に精神の共有が生じている点から、吸収というよりは同化に近い能力だと言えそうです。

 

メルエムの身体自体も、キメラアントの中でトップクラスに硬く、ネテロ会長の百式観音の打撃を食らい続けてもほとんどダメージがありません。

 

一体どうやって倒すの?と思うほど、とんでもない身体能力と念能力、学習能力を兼ね備えています…

メルエムの好きなシーンランキングベスト3

第3位「余はこいつをどうしたいのだ…?」

軍議にハマるメルエムですが、唯一最後まで勝つことができなかったコムギに対し発した言葉です。

 

将棋や囲碁などを通し、世の中には暴力以外の強さがあることを学んでいくメルエムですが、自身の持つ圧倒的な暴力を持つことにさらに自身への価値を感じます。

その為、軍議のような盤上の遊びにはもう用はないと考え、用無しになったコムギを処分しようと思います。

 

しかしそのときコムギは、巨大なカラスに襲われていて、声も上げずに傷だらけの身体で必死に耐えています。

つい先ほどまでコムギを処分しようとしていたメルエムですが、思わずコムギを助けるのです。

 

何故助けを求めなかったのかと聞くと、早朝だから迷惑をかけるわけにはいかないとコムギは答えたのですね。

 

その際にメルエムはさらに心境が変化し、「迷惑なことなど何もない…貴様は大事な客だ」と答えたのです。

あのメルエムがですよ?なんならコムギを処分しようとしていたんですよ?

 

私も戸惑いましたが、それ以上にメルエム自身は戸惑い、出会ったことのない感情に混乱したことでしょう。

 

そこで出たこのセリフは、とても印象深く心に残りました。

第2位「天晴だ!誉めて遣わす。」

人間の代表としてメルエムとの戦いに臨むハンター協会会長のネテロに対してのメルエムの言葉です。

 

ネテロは必殺技である百式観音を用いて全身全霊で全力をあげて戦います。

しかし、メルエムの前ではそれも無に帰し、傷一つすら与えることができません。

 

ネテロの練り上げた技と、ここに至るまでの永気にわたるこれまでの過程こそがこのいまのネテロを生んだ成果であることを、メルエムは敵ながら評価して賛辞を贈るんですね。

 

ただひたすら立ちはばかる敵を打ち負かすだけでなく、敵のバックグラウンドにも理解を示す姿勢には感服しますが、なんという上から目線なのでしょうか。

 

あのネテロを子ども扱いするようなメルエムの強さに、打ちひしがれた瞬間でした。

第1位「そうか…余はこのために生まれてきたのだ…。」

これほどまでに始めの印象と変わることはあるのでしょうか…

涙なしでは見れない伝説の名シーンだと思います。

 

死期を悟ったメルエムは、最期の時をコムギとの対局で迎えようとします。

最期はコムギと打って過ごしたかった、自分の近くに長くいると自分の毒がコムギにも感染すると素直な心情を吐露します。

するとコムギは「ワダす今とっても幸せです…不束者ですがお供させて下さい」と言うのですね…

 

その後に飛び出た名言がこちらなんです。

 

コムギも同じタイミングで自分もこの為に生まれてきたというセリフがこぼれ、このシンクロ感が2人の絆の強さを感じると共に、2人の最期の近さを感じる。涙なしでは見れない感動の名シーンですね…

 

あのメルエムからこんなセリフが飛び出すなんて、誰にも予想がつかないと思います。

 

この仕掛けとやり取りに心が震えました。

メルエムのまとめ

キメラアントの絶対的王として、冷酷な暴君な印象のメルエムでしたが、コムギとの出会いを通して価値観が変わっていく様に、敵であることを忘れて胸を打たれてしまいました。

 

コムギと出会っていなかったら、もしかしたら世界はキメラアントのものになっていたのかもしれないですよね…

 

残酷な描写が続くキメラアント編の中で、最大の見せ場で、かつ唯一心が温まる名シーンをお伝えさせていただきました。

 

お読みになる際はハンカチのご準備をお忘れなく。