TGCと合同展示会での勝利を誓った綾野遠。
一方、取り残された心と文代の2人は、どんな話をするのか
ランウェイで笑ってのネタバレ
インタビューを退席した綾野遠。
代わりに、心がインタビュアーに対応していた。
向かい合って座るけど、何を話したらいいのかわからない。
引っ込み思案で、人見知りな二人は当惑していた。
どうしよ・・・
戻っていいのかな・・・?
心が立ち上がった時、その姿をみたインタビュアーの文代は思わず声に出した
「うわぁ・・・すごいスタイル・・・」
よくよく見ると、思い出した
「あ!芸華祭グランプリの人!」
「来てくれてたんですか?」
「その時も取材で・・・」
二人の会話が始まった
何となくインタビューみたいだけど・・・
心の決意
インタビュアーの文代に、パリでの話をしていた
「アイデアの授業とか苦手みたいで。その代わり、パターンの授業が楽しくて」
「だから、インターンに。」
文代は納得したようだった。
そう話ながら、思い出した
五十嵐さんから聞いたことがある
追い込まれた方が、伸びる人間もいるー
「・・・はい」
インターンの候補先に、憧れの綾野麻衣さんも、先輩もいるアプロもあった
ーでも
私がー
辛い方が伸びる人なのかはわからないけど
たぶん間違ってない
「次の芸華祭も出るんですよね?」
文代の質問に、しっかり答えた
「頑張ります!」
その時、綾野通りが戻ってきた
「心ちゃん、ちょっと。」
部屋のすみで遠が言った
「心ちゃん、に任せてた服、作り直す事にしたから。」
耳を疑う
「今から・・・!?」
明日には、デザイン渡すから
そう言って立ち去る遠を見て、また思い出した。
五十嵐さんが昔言ってた
追い込まれた方がー伸びる人間はいるって
シャルの王子様
「つまんなーい」
遠はずっとデザインにむかってる
「とーおー。つまんなーい。」
もう一度言ってみた
「冷蔵庫に、シャルの好きなシュトーレンがあるよ、食べて待ってて」
そう言って、また私をほっとく
「わざわざシャルのために用意してくれたの?優しいのね。コレクション変える時もシャルに相談してくれるし。」
本当につまんない
みーんなシャルのご機嫌とり
結局、遠も王子様じゃないわけだ
「やっぱりシャルとじゃ格が釣り合わなかった?」
わざと遠の耳元でささやいてみる
そしてー
「帰る」
アトリエを出ようとするけど、遠はなにも言わない
「冷蔵庫はどこ?」
引き返して遠にきいたら、向こうにあるよ、って優しく言うの
・・・
「せいぜいいい服を仕立ててちょうだい。召使いさん」
そう遠に言った時ー
「シャル」
遠が言ったの
「僕が作りたいものって、なんだと思う?」
・・・さぁ、パエリアじゃない?
私はテキトーにいったわ
「あー、なるほどね。」
遠は笑顔を崩さない
「甘いだけじゃない、鋭い刺激が遠にはいるんじゃない」
そんな私の言葉を聞いて、遠はふふっと笑った
そしてー
「シャルは偉いね」
笑顔で、酷く冷たい笑顔で私に言ったの
「デザインには口出さない。」
「モデルの身の程をわきまえてる」
「そういうとこ、好きだよ」
さらに、冷たく突き放してくる
「これからも黙って着てくれ。満足はするさ。」
あぁ・・・
その言葉に、遠にゾクゾクするー
「愛してるわ、遠。」
王子様に、なりたかったらそれぐらいでいてー
私はアトリエを出た
私の選択
遠さんに新しいデザインをもらって、作り直してみた。
遠さんにみせたら
「うん、完璧だね。」
よかった・・・
続けて、遠さんが話をする
「考えてくれた?正式にうちで働くって話。」
「ごめんなさい・・・」
私は遠さんに頭をさげた
私は辛くてモデルを辞めた
たしかに辛い時のほうが成長できてる
でもー
最後は幸せな場所を選びたい。
じゃなきゃ、きっとこの道を選んだ意味がなくなっちゃうからー
124話のまとめ&感想!
なぜ、心ちゃんが綾野遠のとこにいるのか、ようやくわかりました。
修行ですね!
自ら困難を選択するとこ、さすがです。
どんどん伸びて欲しいですね。
でも、最後は幸せな場所を選びたいなんて・・・
心ちゃんらしいです。
彼女には、本当に幸せになってほしいです。
そして、遠とシャル。
シャルの女王様っぷりには慣れてましたが・・・
久しぶりに見ました!
遠のあの表情!!
そりゃ、シャルも虜です。
「愛してるわ、遠。」
言っちゃいますよね!
いろいろと気になるところはありますが。とうとうTGCです!
育人のバッグ、千雪のランウェイなど、気になるところばかりですから、楽しみがつきませんね!