線は、僕を描く

【線は、僕を描く】23話のネタバレ感想!祭りのあとの余韻

線は、僕を描くのネタバレ、感想です。

 

今回は、揮毫会が終わったあとの青山君と千瑛のお話。

ゆっくりと優しい時間を2人は過ごします。

線は、僕を描くのネタバレ一覧

線は、僕を描くのネタバレ

湖山先生の揮毫会も終わり、学園祭は夜の部に移ろうとしていた。

学生たちが準備に追われる中、千瑛は青山君の姿を探している

部室の方かな・・・

外が少し寒くなってきた。

千瑛は水墨画サークルの部室に行ってみることにした。

 

部室に向かう途中、学生たちが興奮しながら話しているのが、千瑛の耳に入ってきた。

「本当にすごかったの、あのおじいちゃん!水墨画なんて初めて見たけど・・・」

すっごく感動した!

その言葉に、千瑛の頬が赤くなる

「青山君、いるの?」

千瑛が明かりがついてる部室の扉をあけると、そこにはー

なぜか、スクワットをする青山君

そして、反復横跳びをし、ジャンプをする・・・

千瑛が声をかけるが、青山君には聞こえない。

たまらず千瑛が吹き出すと、やっと青山君は気づいた。

 

うわ、びっくりした!

2人は向かい合って座るが、千瑛の笑いが止まらない

「そんなに笑わなくていいでしょ!」

青山君がムキになる

「僕もわかんないけど・・・湖山先生の絵を見たら、いてもたってもっていうか・・・

必死に話す青山君に、千瑛は一息つくと、湖山先生からの伝言を伝えた。

いいものが描けたら見せに来なさいって」

そう言われて、青山君は湖山先生から出された「菊」の画題の事を思い出した。

「なんだかやっと落ち着いた。ここには私と青山君しかいない

千瑛がゆっくり話す。青山君は優しい顔で聞いている。

千瑛って、大学どこだっけ?」青山君の問いかけに

「昇華女子大」千瑛は答えた。

 

超高偏差値の超お嬢様校・・・!!

青山君は言葉をなくす。

すごいなぁ

青山君の言葉に、千瑛は言葉を返した

どこの学校とか、そんなこと青山君たちと知り合えた事に比べたら、大したことじゃないわ

そういって、千瑛は自分のスマホを見せた。水墨画サークルの部員の1人、川岸さんが送ってきてくれた画像

「面白いわよね。知り合えて楽しいことが増えたわ。

クスクスと楽しそうに笑う千瑛。

 

2人の間に、優しい時間が流れていく。

外ではキャンプファイヤーが始まった。千瑛は静かに見つめている。

「・・・千瑛はさ。どうしてそんなに湖山賞にこだわるの?」

青山君は千瑛に聞いてみる

おじいちゃんに認めさせたい。負けたくない。」

千瑛は話出す。

いつの間にか、そう思っていたー

そう淡々と話す千瑛の話を、青山君は千瑛の心と向かい合うように聞き入る。

「忘れていたの、最初の気持ちを。」

思い出させてくれたのは、青山君だった。

「欲しいのは湖山賞じゃない。私はただ湖山賞に値するようなそんな美しい絵を描きたいの」

千瑛はそう言って微笑んだ。

 

今度は逆に、千瑛が青山君に聞く

湖山賞、あなたはどうするの?

千瑛に聞かれて考える。僕はどうしたいんだろう・・・

千瑛が立ち上がり、青山君の絵を見ながら話しかける

「見てみたいわ。青山君だけが描ける青山君の絵を。」

千瑛の言葉が、青山君の心を揺さぶる

勝負するんでしょ、私たち」

さっきの優しい表情とは違う、挑戦的な千瑛の顔。

うん、やってみる

青山君は声に出す。自分を震い立たせるように

勝負しよう。湖山賞をかけて

 

部室を出て、並んで歩く2人。「じゃあね」と別れて、別々に歩き出した。

きっと見つけよう、僕の絵を

絵でつながるその崎で、君に胸を張っていられるようにー

そんな想いをだいて、青山君は歩き出した。

 

23話のまとめ&感想!

今回は、千瑛の想いが楽しめるお話でしたね。

千瑛が、本当によく笑うようになりました。

本心も、よく話すようになりましたね。

最初のころの千瑛は、描く薔薇そのもののイメージがありましたが、

青山君や彼の描く絵に触れることで、少しづつ変わってきたんでしょうね。

美しい絵を描きたいの」って笑う千瑛は、本当に美しかった・・・

見蕩れますね。

そんな千瑛の想いを受け止め、青山君も気持ちを固めましたね。

湖山賞をかけて勝負ですって!

彼なりの、千瑛に対する礼儀です。

湖山先生に対するお礼もあるんでしょうね。

出会い全てに感謝する、優しい青山君らしいです。

学校の都合でしばらく千瑛と青山君は会えないけど、互いに成長できる期間になるかと思います。

次に会った時、2人がどんな絵を描くか楽しみですねー!

 

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