オレ おまえと一つになる
ウルトラジャンプにて連載されていた大暮維人先生の漫画、『バイオーグ・トリニティ』1巻のネタバレ記事です。
1巻のネタバレ
バイオーグ•トリニティ1巻かったー!大暮作品は絵が繊細でいいねぇ!ストーリーも面白いっヽ(´ー`)ノ pic.twitter.com/7nFSoZMpwK
— るー (@Lu_Ro_14) April 24, 2013
藤井の手に宿ったバイオ・バグ
平和な学園生活を謳歌する藤井の掌にある日突然バイオ・バグが発現しました。
意中の芙三歩もバグラーであることを知っている藤井は、彼女との共通点ができたことを喜びます。
しかしそんな中、異性に振り向いてもらうために無理な融合をしていた松蔭ちえりが暴走します。
ちえりは自身の容姿にコンプレックスを持っており、それを補うために蝶を始めとした昆虫との融合と解除を繰り返していきました。
しかし、これを繰り返すと体が解除薬(ドラッグ)に抗体をもってしまうため、より強力な薬が必要になります。
そして違法な解除薬に手を出したために彼女の体は暴走し、怪物と化してしまいました。
極子の奮闘と芙三歩の仲裁でちえりの暴走は収まりましたが、藤井はバイオ・バグの利便性と恐ろしさと同時に知りました。
通り魔事件
「近頃バグラーを狙った通り魔が頻発している」
そんな噂に加え芙三歩をストーキングしている人物がいるということを耳にした藤井は、芙三歩の身に危険が迫っていると感じ、こっそり彼女を尾行します。
そんな彼が目にしたのは同じように芙三歩を尾行している穂坂でした。
極子によれば、
穂坂は藤井よりもずっと前から芙三歩を警護しており、藤井が二人の間に割り込む隙は無いと告げられます。
しょげて藤井が帰ったあとで、穂坂は例の通り魔と遭遇します。
藤井は通り魔=穂坂と勘違いしていたため帰りましたが、芙三歩をストーキングしている人物は実在していました。
通り魔の正体はタバコと融合したバグラーである中年男性で、いつも芙三歩に付きまとっている穂坂を敵対視し彼を殺そうとします。
一方穂坂もバイオーグハンターとしての正体を現し、二人は戦闘になりました。
体が煙でできている相手に穂坂は苦戦しますが、最後はその本体を探し出し彼を殺しました。
藤井の悩み
藤井は自分が何と融合すべきか悩んでいました。
そして極子とともに動物園へ行き融合する相手を探すことにします(なぜか途中から芙三歩もいました)。
そこでカピバラと融合した男性と、それを保護しているハサミと融合した娘に出会います。
人間であったころ、
男性はバグラーの起こした事故により息子を亡くしており、バグラーに対して強い憎悪を持ちました。
そして怒りの矛先はバグラーである妻や娘にまで及びます。
自分の手に杭を打たれそうになった時、娘は無意識に父親を切り刻んでしまいました。
回復後にバイオ・バグが発現した父親は精神が崩壊してしまい、見かねた娘は父親をカピバラと強制的に融合させます。
ほぼ完全にカピバラとなってしまった父親は、考えることをやめ飼育されるだけの存在になります。
そんなかたちでも仲睦まじくしている親子を見た藤井は、バグラーとなった自分の在り方について考えます。
そしてそんなやり取りの最中、偶然にも藤井は芙三歩を中心に空間が一瞬だけ歪んだところを目撃しました。
穂坂との融合
芙三歩を中心とした空間のゆがみは“この世界の根幹”に関わる機密です。
そしてそれを知った者は処分しないといけない、というのがバイオーグハンターの統括組織”ブラックコーカソイド”の理念です。
穂坂の上司である8号は、藤井と同様にそれを目撃したカピバラとその娘を殺しました。
そして8号は穂坂に対して藤井を殺すように命令します。
自身の使命と親友の命のあいだで穂坂は葛藤し、最終的に上司である8号に刃を向けました。
穂坂の裏切りに8号は落胆しますが、すぐに裏切り者の処分に取り掛かります。
そのころ藤井は友達と共に自分の誕生日会を楽しんでいましたが、一人だけ参加していない穂坂に違和感を感じ、彼を探しに行くことにしました。
つながらない電話、不審な芙三歩の態度、そして町にいる人々から聞いた穂坂の動向に焦りを感じた藤井は彼を探し奔走します。
そしてようやくたどり着いた藤井が見たものは、8号により穂坂が4つに切り刻まれる瞬間でした。
彼の死のショックや怒りで動転している藤井に、8号の銃口が向けられます。
しかしその銃弾はすべて藤井にあたる直前で静止していました。
藤井は自身を穂坂と融合させ、バイオーグハンターの能力を全てその身に宿します(銃弾が静止していたのは電磁シールドによるものだったんですね)。
そして融合した藤井・穂坂はまず目の前の障害を撃退することにしました。
藤井・穂坂「2体1 2秒でフルボッコだ」
第1巻 完