リングにかけろ 河井武士 必殺技解説とその人物像に迫る

「リングにかけろ」概要

河井武士 どんな人物？

日本代表きっての美男子。

イケメンというよりはむしろ女性的な容姿の持ち主である。

それについて同じ日本代表の香取石松に冷やかされた際、かなり憤慨していたことから自分の美形をあまりよく思っていないフシがある。

また優れたピアニストでもあり、ピアノからパンチのヒントを得ることが多い。

高嶺竜児と同じく、姉にボクシングやピアノの手ほどきを受けていた。

当初は冷徹かつ弱者への思いやりに欠ける性格だった。

チャンピオンカーニバルでは、戦意喪失している相手をボコボコにするというスポーツマンシップに反するような試合を続けた。

このあたりは剣崎順とかぶるエピソードだ。

河井もまた剣崎同様に高慢でプライドが高かった。

さらにチャンピオンカーニバル準決勝では対戦相手の香取石松から顔にパンチを入れられたことにブチ切れ、

審判のブラインドをついて、エルボーを入れるという反則技で石松をKOした。

それを見抜いていた高嶺菊に「顔はきれいだがボクシング内容は汚い」と批判された。

その後決勝戦では高嶺竜児と対戦し敗戦。

この試合はなかなかの名勝負だったので、いずれまた触れる機会を持ちたい。

高嶺戦において、竜児の不屈の闘志に触れることで彼の中で何かが変化する。

その後 日本代表の一員になってからは、プライドは依然として高いものの、以前とは別人のように誠実で素直なキャラクターとなった。

河井武士 必殺技 ジェットアッパー・ジェットラベンダー

ジェットアッパーはアッパーの使い手である河井が編み出した地を這うようなアッパーカット。

「そうだ…。低空飛行から急上昇するジェット機のような猛スピードでアッパーカットが打てたとしたら…！！」

とは本人がこのスーパーブローを試行錯誤の末に生み出す前に放った名台詞。

ジェットアッパー発動の際は必ずといっていいほど、背景に無数のバラが飛び散る。

その中の一本をいつのまにか河井は口にくわえていて、何とも誇らしげある。

このブローも高嶺のブーメランスクエアーや剣崎のギャラクティカ・マグナムといったスーパーブローと同様に食らった相手をはるか彼方へと盛大にぶっ飛ばす威力を誇る。

河井はのちにラヴェルのピアノ練習からヒントを得たという左で放つ切り札のアッパー、ジェットラベンダーを開発する。

これはジェットアッパーを超えるすさまじい破壊力に左手が耐えられないため、たった一度しか放つことができないという貴重なブロー。

この１回こっきりの技を河井はギリシア十二神のナルサシス戦で放ち、勝利を飾っている。

おわりに

今回は河井武士 の人物像や必殺技について解説しました。

河井については本作の終盤に彼の運命を揺るがす驚愕の事実が発覚します。そのエピソードはまたの機会にお話しします。

次回も「リンかけ」の登場人物や名勝負についてお伝えします。

どうぞお楽しみに！